サウナ施設に水風呂を作る費用は?チラー導入の価格や維持費を解説

冷たい水風呂大好き!

「初期費用はできるだけ抑えたいな……」
「チラーって、なくてもいいんじゃない?」

これからサウナ施設を本格的に運営する方のうち、このように悩んでいる方もいるでしょう。

この記事ではサウナ施設にサウナを導入する際にかかる費用を具体的に解説します。水風呂に欠かせないチラー単体の費用もあわせて解説するので、初期費用を見積もる際の参考にしてみてください。

また、費用を抑えたい人が工夫すべきポイントや、中古チラーがおすすめかどうかなど、開業前の方が気になる情報もまとめています。

この記事を最後まで読んで水風呂に関する知識をつけ、無駄を省いてさすな施設を拡充する際の参考にしてみてください。

また、弊社が自信を持って提供するチラーや水風呂、サウナを利用すれば、費用を抑えて魅力的なサウナ施設を整備できます!コスパよく、人気のサウナ施設を作り上げたい方は、ぜひ以下から一度ご相談ください。

個人の問い合わせ:

法人の問い合わせ:

サウナ施設の水風呂ってどのくらいの費用がかかるの?

サウナ施設に水風呂を設置する際、特に気になるのが費用ですよね。実は、水風呂の設置には本体の工事費用だけでなく、冷却装置であるチラーの導入費用や水槽やポンプなどの周辺設備、設置工事費用も含まれます。

また、初期費用だけでなく、月々の電気代やメンテナンス費用も考慮する必要があります。長期的な運用コストを含めて計画を立てることで、無理のない導入が可能です。ここからは、まずはサウナ施設に水風呂を設置する際にかかる費用を解説します。

  • 一般的な業務用水風呂の費用相場
  • 大規模な施設用の水風呂の費用相場

まずは水風呂やその設置にかかる費用相場を知り、初期費用の全体像を把握しましょう。

一般的な業務用水風呂の費用相場

一般的な水風呂の費用相場は、一人用のタブで30〜150万円程度です。ただし、業務用の場合は高スペックかつ大人数が入れる水風呂にする必要があるため、上記の数倍の費用がかかります。

水風呂の例

  • 鋳物ホーロー浴槽:459,800円
  • 水風呂 / アークティック:858,000円

上記はいずれも1〜2人用の水風呂の費用です。サウナ施設向けの数人が入れる水風呂を設置する場合は別途業者への発注が必要になるため、さらに価格が高くなる点には留意しておきましょう。

この後説明するチラーの設置や工事費、周辺機器も合わせると業務用なら1,000万円を超え、数千万円になる場合もあります。

大規模な施設用の水風呂の費用相場

大規模サウナ施設に設置する5〜10人程度向けの水風呂を設置する場合、1,000万円をゆうに超える費用がかかる場合もあります。

サウナ施設全体を整備すると、水風呂を含めて1億円以上かかる場合もあります。

大規模なサウナ施設になると坪数や設備のグレードによって大きく費用が異なるため、一度施工業者に見積もりを依頼してかかる費用を事前に試算してみましょう。

水風呂に欠かせないチラーとは?水風呂に欠かせない冷却装置を解説!

チラーとは、水風呂の水温を一定に保つための冷却装置です。水風呂の冷たさを維持するのに欠かせない装置で、特に利用者が多い施設では導入がほぼ必須です。

チラーは冷媒という特殊な液体もしくは空気を使い、水から熱を奪うことで水風呂の温度を一定に保ちます。冷却された水は循環ポンプで回され、浴槽全体が均一に冷やされるのです。この仕組みによって、外気温や利用者の体温で水がぬるくなるのを防げます。

逆にチラーがなければ、サウナで温まった利用者の体温や外気温によってすぐに水風呂がぬるくなってしまいます。

サウナで”ととのう”には適切な温度まで冷やされた水風呂が欠かせません。だからこそ、サウナ施設ではチラーの導入がほぼ必須なのです。

水風呂にチラーを導入する費用相場

チラーには家庭用と業務用の2種類があります。それぞれスペックや費用相場が異なり、導入時にはどちらのチラーにするべきか精査する必要があります。

スペック費用相場
家庭用・小型でコンパクトな設計
・初めての方でも手軽に導入しやすい
・基本的に一人用の水風呂を冷やす程度の冷却能力
20万〜150万円程度
業務用・大型で、設置にも専用の工事が必要
・スペックによっては、大人数向けの水風呂にも使用可能
・スペックが高い分、費用も高額
500万〜1,000万円程度
(スペックによってそれ以上になる場合もある)

サウナ施設にチラーを導入する場合、その施設の水風呂にあったスペックのチラーを導入する必要があります。

チラーは水風呂の快適さを左右する重要な装置です。選び方やメンテナンスをしっかり押さえて、長く使える種類を選びましょう。

チラーの選び方は、「後悔しないために!水風呂に賢くチラーを導入する際の3つの手順」のパートで解説しています。

チラーの相場をより詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。自宅の水風呂を進化させるために必要なコストを、初心者にもわかりやすく解説しています。

水風呂の冷たさUP!チラーの費用感を分かりやすく教えます

費用を抑えて水風呂を導入したい方がチェックすべき3つのポイント

これからサウナ施設を作る方や水風呂の設置を検討している方のうち、大半が費用を押さえてクオリティの高い水風呂を導入したいと考えているはずです。そのような方に向けて、ここからは費用を抑えて水風呂を導入するコツを解説します。

以下3つのチェックポイントをもとに水風呂を選べば、コスパよくクオリティの高いサウナ施設を作り上げられます。

3つのチェックポイント

  1. 施設での導入実績が十分あるか?
  2. 毎月かかる費用・ランニングコストはどのくらいか?
  3. 必要な機能は充実しているか?

事前にチェックして、低コストで満足度の高いサウナ施設を作り上げる方法を理解しましょう。

1. 施設での導入実績が十分あるか?

まずチェックすべきは、気になる水風呂が他のサウナ施設でも導入されているかどうかです。多くの導入実績は施設から認められていることの証拠にもなり、高品質な水風呂であることの裏付けにもなり得ます。

逆に十分な実績がない場合、一定のリスクを承知の上で導入する必要がある点には留意しておきましょう。たとえ安く導入できてもうまく機能しなかったり、あとで高額な修理費がかかったりして、結果的に損をする可能性もあります。

対して実績のある製品はすでに多くの施設で問題なく使用できているため、一定の担保があります。有名な施設で導入されていれば、「〇〇でも導入されているなら安心だな」と不安なく導入できるでしょう。

実際、弊社のHagolomo1も全国の温泉施設で導入されています。

Hagolomo1の導入事例

  • 香川県 天然温泉施設『琴弾廻廊』様
  • 京都府 複合型商業施設「atick」内のサウナ施設『WOODY HOUSE』様
  • ラグビー・中島イシレリ選手宅
  • リブマックスやゆうみビーチサウナの事例なども

数々の施設や有名人宅で愛用される実績豊富な水風呂が気になる方は、以下から詳細を問い合わせてみてください。

個人の問い合わせ:

法人の問い合わせ:

2. 毎月かかる費用・ランニングコストはどのくらいか?

水風呂にかかる費用を抑えるためには、初期費用だけでなく毎月かかる費用やランニングコストを抑えることも重要です。維持費を度外視して初期費用の安さだけを追求すると、長い目で見て損をする可能性があります。

水風呂を導入する際は、毎月かかる以下の維持費・ランニングコストを事前にチェックしておきましょう。

  • 水道光熱費:顧客一人たり300円(サウナ施設全体でかかる価格)
  • メンテナンス費用:30,000〜50,000円程度(フィルター交換など)
  • 修理費用:適宜(大規模な修理や部品交換が必要な場合は5万円以上かかる場合も)

かかる費用は水風呂やチラーの性能、耐久性によって大きく異なります。だからこそ、費用を賢く抑えたい方は、初期費用とに加えてそれぞれの水風呂を選んだ時にかかるランニングコストも試算すべきです。

3. 必要な機能は充実しているか?

機能が充実しているかどうかは事前にチェックすべきですが、なかでも「必要な機能が揃っているか?」を入念にチェックしましょう。自身のサウナ施設の水風呂として必要な機能に絞ってチェックすれば、効率よく最適な水風呂を見つけられます。

逆に必要な機能を選定しないまま探すと施設に合う水風呂が見つけにくくなるだけでなく、余計な機能がついた水風呂を高額で購入して後悔するリスクも高まります。また、肝心の機能がついておらず、施設運営に支障をきたす場合もあります。

水風呂を設置する場合は規格や費用だけでなく機能も入念にチェックし、後悔がない状態で購入に進みましょう。

重視すべき機能例

  • 設定できる水温の幅
  • 水質のまろやかさ
  • 見た目・サウナとの視覚的な相性
  • メンテナンス機能の充実度
  • 濾過性能
  • ランニングコスト
  • 耐用年数

など

なお、必要なチラーのスペックの見極め方を詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。水風呂の冷却効果を最大化するための工夫や選び方を解説しています。

チラーの冷却能力で変わる水風呂の快適度!必要な性能の見極め方

中古チラーってアリ?費用を抑える選択肢と注意点

結論、水風呂をすでに用意しているのであれば中古のチラーを導入するのは「アリ」です。中古チラーは新品よりも大幅に安く、予算を抑えたい場合に魅力的な選択肢の一つです。

しかし注意して選ばなければ、逆に修理やメンテナンス費用が高くなる可能性もあります。中古のチラーを購入する場合は冷却能力や部品寿命など、状態を入念に精査しましょう。

中古チラーを購入する際のチェックポイント

  • チラーと部品の状態
  • 使用年数・耐用年数
  • チラーの使用履歴・過去の使用環境
  • これまでのメンテナンス状況
  • 修理履歴・詳細
  • 保証の有無
  • 販売業者の信頼性

特に保証の有無は注意してみるべきポイントです。保証の有無や内容はリスクに直接関わる部分です。万が一故障した場合に運営に支障をきたすことも想定し、保証内容が十分かどうかを精査しておきましょう。

また試運転を依頼して、実際の性能を確認するのも有効な方法です。性能がイマイチだったり想定していたスペックと異なったりしないように、事前チェックを怠らないようにしてください。

ここまで中古のチラーを購入するポイントを述べました。しかしプロの目線から言えば、予期せぬトラブルや機器の不調などによる営業への支障を考えると、新品を検討すべきです。

特に大規模施設では、新品のチラーを導入すれば安定した性能を長期的に確保できます。

家庭用であれば中古も選択肢の一つになりますが、業務用では新品を選ぶのが安全でリスクの低い賢明な判断です。

後悔しないために!水風呂に賢くチラーを導入する際の3つの手順

すでに水風呂を設置している方や水風呂の購入を済ませている方で、チラーの選び方がわからない方も多くいるでしょう。ここからはサウナ施設を運営する方向けに、賢いチラーの選び方を3つのステップで解説します。

  1. チラーの導入プランを決める(レンタルor 購入)
  2. モデルを比較して費用対効果の高いチラーを選ぶ
  3. 導入するチラーのモデル・新古を確定させる

後悔しないためにも、水風呂だけでなくチラー選びもポイントを徹底的に押さえておきましょう。

なお、まだ水風呂を設置していない方にはチラー付きの水風呂がおすすめです。kokolo saunaでは、フィンランドの現地サウナを体験したプロサウナーを唸らせるキンキンに冷えるチラーを使った水風呂「Hagolomo1」を取り扱っています。

1. チラーの導入プランを決める(レンタルor購入)

まずはチラーの導入プランを決めましょう。チラー導入の選択肢にはレンタルと購入があり、ニーズによって使い分けられます。

メリットデメリット
レンタル・月々定額でチラーを導入できる
・初期費用が安い
・メンテナンス費用や耐用年数を気にせず導入できる
・利用期間によっては購入よりも高くつく
・施設の備品としての資産にはならない
購入・施設の資産になるため、自由に活用できる
・長期間使用すれば、レンタルより費用を抑えられる
・メンテナンス費用や修理費用などを見積もっておく必要がある
・初期費用が高い

本格的にサウナ施設を運営・拡大していきたい方や、初期費用が潤沢な方には購入がおすすめです。

一方、初期費用をかけられない方や運営・拡大に慎重な姿勢の方は、まずはレンタルから始めることでリスクを最小限に抑えられます。

モデルや新品・中古を検討する前に、まずはレンタルか購入かを精査しましょう。

2. モデルを比較して費用対効果の高いチラーを選ぶ

レンタルか購入か決めたら、実際にモデルを比較して必要な機能を備えたチラーを選びましょう。必要な機能をピックアップし、施設に合ったチラーを選ぶことで、費用対効果の高いモデルを選定できます。

必要な機能は充実しているか?のパートで解説したように、機能は以下のような観点を中心にチェックしましょう。

  • 設定できる水温の幅
  • 水質
  • 見た目・サウナとの視覚的な相性
  • メンテナンス機能の充実度
  • 濾過性能
  • ランニングコスト
  • 耐用年数

など

費用を賢く抑えたい方は、ランニングコストだけでなく耐用年数やメンテナンスの容易さなどもチェックしておきましょう。場合によっては、「メンテナンスにかかる費用を考えると初期費用高めでもこのモデルがいい」という決断が最適な場合もあります。

3. 導入するチラーのモデル・新古を確定させる

施設に最適なモデルをいくつか選定できたら、新品で購入すべきか中古で購入すべきかを判断しましょう。プロの目線から言うと新品をおすすめしますが、性能や保証の有無などによっては中古がベターな場合もあります。

ここで、自社に完璧にマッチする中古のチラーと、必要な機能が8割揃った新品のチラーが同じ価格で手に入るケースを考えてみましょう。

この場合、新品のチラーの方が故障のリスクが低く安心して使用できる一方、顧客満足度は中古のチラーの方が高まるかもしれません。ただ、万が一故障した場合の営業への支障を考えると、新品を購入する方が無難です。

このように、何を重視するかで最適な判断は異なります。費用や機能だけでなく、故障時のリスクや保証の有無などを総合的に考慮して、モデルや新古の判断を下しましょう。

上記3ステップで導入するチラーを決めることで、後悔なく、施設に最適なチラーを選べる可能性が高まります。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP
CLOSE