【サウナコラム】サウナと岩盤浴、どっちがいいの?体質に応じた使い分けガイド!

サウナコラム

kokolo sauna認定サウナライターの山﨑です。

今回は、サウナ・スパ 健康アドバイザーでもある山﨑が、体質や目的に応じてサウナと岩盤浴を使い分ける方法について、自分の体験を交えて解説していきたいと思います。

現代社会ではストレスが溜まりやすく、メンタルとフィジカルの両面からアプローチする事が重要になっていますよね。サウナや岩盤浴は、これらのニーズに応える手段として、また心身のバランスを整える手段として、多くの方に支持されています。

ところで、「サウナと岩盤浴、どっちが自分に合っているの?」と疑問に思ったことはありませんか?両者ともに発汗を促し、デトックス効果があるとされていますが、それぞれに異なる特徴やメリットがあり、体質や目的に応じて使い分けることがオススメです。

この記事では、サウナと岩盤浴の違いや、それぞれの効果、そして体質別の使い分けガイドについて詳しく解説していきます。自分に合った方法で、効果的にリラックスや健康促進を目指しましょう!

サウナと岩盤浴の違いとは?

まず、サウナと岩盤浴の基本的な違いから説明いたしますね。サウナは蒸気や高温で体を温め、汗をかくことを目的とした施設ですが、岩盤浴は天然石の上に横たわり、石から放出される遠赤外線によって体をじんわりと温める方法です。

サウナとは?

サウナは、湿度や温度の違いに応じて「ドライサウナ」や「スチームサウナ」などの種類があります。一般的なドライサウナでは、温度が80~100度に設定されており、体全体が短時間で温まり、発汗が促されます。特に、心臓や血行に対する負担がある程度大きいと言われており、発汗量が多いのが特徴です。

また、ロウリュやアウフグースといった蒸気を加えることで、温度と湿度のバランスが変わり、体感温度がさらに上がります。高温の中で大量に汗をかくため、デトックス効果が強く、リフレッシュ効果も得やすいです。

岩盤浴とは?

一方、岩盤浴は通常、40~60度程度の低温で体を温めるため、サウナに比べてじんわりとした温かさを感じることができます。天然石や人工石が使われ、石板や砂利を熱することにより、これらの石から放射される遠赤外線が体の芯から温め、発汗を促します。

また岩盤浴には下記のような石が使用されており、それぞれ異なる効果があると言われています。

木紋石麦飯石トルマリン
天寿石化石黄土薬宝玉石

そんな岩盤浴の最大の特徴は、心臓や血行に対する負担が少ないことです。体全体がゆっくりと温まるため、サウナほどの強烈な発汗はありませんが、じっくりと深部を温めながらリラックスできるのが魅力です。サウナが苦手な方や、体力に自信がない方にもおすすめです。

サウナのメリットとデメリット

次に、サウナのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

サウナのメリット

  • デトックス効果:短時間で大量の汗をかくため、体内の老廃物や余分な水分を排出し、デトックス効果が期待できます。
  • 代謝の向上:高温で体が温まることで血行が促進され、新陳代謝が活発になります。冷え性の改善や体調の調整にも効果的です。
  • リフレッシュ効果:発汗とともに心身がリフレッシュし、ストレス解消やリラックス効果を得られます。さらに、サウナ後の冷水浴が爽快感を高め、疲労回復に効果的です。

サウナのデメリット

  • 体への負担:高温の環境下で心拍数が上がり、心臓や血管への負担が大きくなるため、持病がある方やご高齢の方は注意が必要です。
  • 短時間での疲労感:短時間で大量の発汗を伴うため、過度な疲労感や脱水症状を引き起こす可能性があります。適度な水分補給が不可欠です。

岩盤浴のメリットとデメリット

次に、岩盤浴のメリットとデメリットについても確認してみましょう。

岩盤浴のメリット

  • リラックス効果:低温で体をじんわりと温めるため、サウナよりもリラックス効果が高いです。体全体がゆっくりと温まるので、心地よい休息が得られます。
  • 肌への効果:岩盤浴の遠赤外線には美肌効果があるとされ、肌がしっとりと潤います。血行が良くなることで、肌の調子が整い、くすみが改善されることも期待できます。
  • 体への負担が少ない:低温での発汗のため、心臓や血管への負担が少なく、体力に自信がない方でも気軽に利用できます。

岩盤浴のデメリット

  • 発汗量が少ない:サウナと比較すると発汗量が少なく、デトックス効果が穏やかです。そのため、短期間での発汗やデトックスを目的とする方には、物足りないかもしれません。
  • 長時間の滞在が必要:ゆっくりと温まるため、サウナに比べて効果を感じるまでに時間がかかります。じっくり時間を取れる方に向いている方法です。

体質に応じた使い分けガイド

サウナと岩盤浴、それぞれにメリットとデメリットがあり、体質や目的によってどちらを選ぶかが重要です。ここでは、体質に応じた使い分けのガイドラインを紹介します。

体力がある人、デトックスや代謝を重視する人はサウナ

サウナは短時間で大量の汗をかけるため、デトックス効果を強く感じたい人や、代謝を促進したい人には最適です。特に、運動を日常的に行っている人や、冷え性を改善したい人に向いています。また、心肺機能が健康で、体力に自信がある人におすすめです。

ロウリュやアウフグースを併用するとさらにリフレッシュ効果が高まり、サウナ後の水風呂で体温をリセットすることで、交感神経と副交感神経のバランスが整い、水風呂とあわせて利用することで心身ともにリフレッシュできます。

体力に自信がない人や、リラックス重視の人は岩盤浴

一方、体力に自信がない人や、リラックス重視の人には岩盤浴が適しています。心臓への負担が少ないため、年配の方や体調に不安がある方でも安心して利用できます。また、美容やデトックスをゆったりとした時間の中で追求したい方にもぴったりです。

特に、美肌効果やストレス解消、疲労回復を目的とする方には、じんわりと体を温めてリラックスできる岩盤浴が効果的です。

冷え性やむくみが気になる人はどちらも効果的

冷え性やむくみが気になる人には、サウナも岩盤浴もどちらも効果的です。サウナでは短時間で体を温め、血行を促進することでむくみの改善や冷えの解消が期待できます。一方、岩盤浴は長時間にわたって体を温めることで、冷え性をじっくりサポートしてくれます。

結果、自分の体調やその日の気分に合わせて、どちらを選択するのか考える事をおすすめします。


まとめ

わたくし山﨑も最近、兵庫県の芦屋市にあるスーパー銭湯「潮芦屋温泉SPA水春」で石板が敷かれているものと、砂利が敷かれている2種類の岩盤浴とサウナを堪能しましたが、しっとり汗をかく感じがサウナともまた違っていい感じでした。
※砂利をお腹の上におくと、内臓まで温まります。

なお岩盤浴後は、ハンギングチェアなどでゆっくり外気浴したり、冷凍庫のように強力なエアコンが設置された空間で体を冷やすのが一般的です。これはこれでととのえると思いますよ。

一方、サウナを利用する場合は水風呂に入るのですが、水春の水風呂は大きく多人数でも入れる仕様です。サウナなどで開いた毛穴を引き締めるため、湯冷め防止にも効果的だそうです。

ただし、サウナマニア受けするほど冷たくはありません。いわゆるシングル(水温が9度以下)がお好みの方には少し物足りないかもしれません。

そんな方には、kokolo saunaで取り扱っているチラー付き水風呂「Hagoromo1」もぜひチェックしてみてください。Hagoromo1は、水温を3℃~40℃まで自由に調整できるので、あなたの好みにぴったり合わせられます。熱い体と冷たい水風呂が織りなす、羽衣を体験いただけると思います。

さて、今回は体質や目的に応じた、サウナと岩盤浴の使い分けについて解説してきましたが、「気候」も考慮することが大切です。サウナの本場である北欧は、寒冷な気候で空気が乾燥しているため、サウナによる高温と発汗は体を温め、代謝を促進する効果が非常に有効です。

しかし、日本は特に夏場に高温多湿の環境になります。この湿度の高さは、北欧とは異なり、体がすでに熱を抱えやすく、疲労感も蓄積しやすいです。

そのため、サウナでしっかり汗を流して代謝を上げることは有効ですが、気温が高すぎる日や疲れているときは、岩盤浴のような比較的低温で体をじんわりと温めながら、リラックスして発汗を促す方が体に負担をかけずにリフレッシュしやすい場合もあると思います。

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