高血圧と水風呂って相性どうなの?
「高血圧だけど水風呂に入っても大丈夫?」サウナ好きの人や、これから水風呂にチャレンジしたいと思っている人にとって、気になるポイントですよね。
水風呂には血流を促進したり、交感神経を刺激してリフレッシュ効果を高めるメリットがありますが、高血圧の人が入るのは危険じゃないの?と心配になるのも無理はありません。
実際のところ、水風呂は血圧にどんな影響を与えるのか?高血圧の人でも安心して楽しめるのか?この記事では、水風呂のリスクとメリットを分かりやすく解説していきます。
そもそも高血圧ってどんな状態?

「血圧が高い」と言われても、具体的にどういう状態なのか分かりにくいですよね。
高血圧とは、心臓が血液を送り出すときの圧力が通常よりも高くなっている状態を指します。
一般的には、最高血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、最低血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上のいずれかに該当すると「高血圧」と診断されますよ。
血圧が高い状態が続くと、血管がダメージを受けやすくなり、動脈硬化や心疾患、脳卒中のリスクが高まるといわれています。そのため、高血圧の人は血圧の急激な変動を避けることが重要になるのです。
水風呂に入ると血圧はどうなる?
水風呂に入ると、冷たい水の刺激によって血管が収縮し、一時的に血圧が上がることが分かっています。
特に、サウナで体が温まった状態から急に冷水に入ると、その変動はさらに大きくなります。サウナで血管が広がると血圧が下がり、水風呂で血管が収縮すると血圧が上がるため、この急激な血圧の変化が心臓や血管に負担をかけることになってしまうのです。
この変動は人によって感じ方が異なるため、無理をせず慎重に様子を見ながら入ることが大切でしょう。
水温や入る時間を工夫することで、体にかかる負担を和らげることもできるかもしれません。特に初めて水風呂に入る場合は、短時間から始めてみると安心でしょう。
高血圧の人が水風呂に入るときのリスク

高血圧の人が水風呂に入る際に特に気をつけるべきポイントは、血圧の急上昇による心臓への負担、脳卒中や心筋梗塞のリスクの増加、めまいやふらつきによる転倒リスクなどです。
水風呂に急に入ると、心臓に大きな負担がかかる可能性があるため、少しずつ体を慣らしながら入るのが良いでしょう。特に、普段から血圧が高めの人や、持病がある人は慎重に行動し、無理をしないことが大切です。
また水風呂の温度や滞在時間を調整することで、リスクを軽減できることがあります。
冷たすぎる水が不安な場合は、比較的温度の高い水風呂やシャワーから試してみるのも一つの方法ですよ。
水風呂が高血圧にいいこともある?

「水風呂は血圧に悪い」と思われがちですが、実は適切な入り方をすれば、健康に良い影響をもたらすこともあります。
水風呂には血流を促進し、血管を強くする効果が期待できるほか、交感神経を刺激して自律神経のバランスを整えたり、ストレスを軽減してリラックス効果を高めたりする働きがありますよ。適度な温冷交代浴を行うことで血管の柔軟性が向上し、血圧のコントロールにも役立つ可能性があるのです。
ただし、高血圧の方は注意が必要ですよ。
急激な温度変化は血圧に影響を与える可能性があるため、事前に医師に相談し、適切なアドバイスを受けることが大切です。特に、日頃から血圧が高めの方や体調に不安のある方は、無理をせず慎重に行い、自分に合った方法で水風呂を取り入れることを心がけましょう。
また、少しでも体調がすぐれないと感じた場合は、水風呂を控えることもひとつの選択肢です。健康を最優先に考え、安全に楽しむためにも、自己判断だけでなく専門家の意見を取り入れることをおすすめします。

高血圧の人が水風呂に入る前にやるべき準備
高血圧の人が水風呂に入る際は、いきなり飛び込まずに、まずは水を少しずつかけて体を慣らし、肩まで一気に浸からず足からゆっくり入ることが大切です。
また、水温は低すぎないように調整し、18℃前後を目安にするのがよいでしょう。
可能であれば、事前に軽くストレッチを行い、血流を整えておくと体の負担が少なくなるかもしれません。
水風呂に入る時間も短めにし、最初は10秒程度を目安にしてみるのがよいでしょう。水風呂のあとには、十分な休息を取ることを意識し、体調の変化をしっかりと感じながら進めることが大切です。
慣れてきたら少しずつ時間を延ばしながら、自分に合った入り方を見つけていくと良いでしょう。
高血圧の人向け!安全な水風呂の入り方
安全に水風呂を楽しむには、サウナと水風呂の温度差を極端にしないこと、長時間水風呂に浸からず、体調が悪いときは無理をしないことが大切です。
自分に合った温度調整ができる環境を選ぶのもポイントかもしれません。

たとえば、kokolo saunaのチラー付き水風呂「Hagoromo1」なら、水温を3℃から40℃まで自由に設定できるため、自分の体調や好みに合わせた温度で無理なく水風呂を楽しめます。
また、Hagoromo1には最新のオゾン除菌・ろ過機能が備わっており、水を清潔に保ちつつ、まろやかな水質を実現しているのも魅力のひとつです。
水風呂が初めての方や、慎重に入りたい方にとって、こうした設備を選ぶのもひとつの方法ではないでしょうか。
こんな症状が出たらすぐに水風呂から出よう!
水風呂に入っているときに、めまいや息苦しさ、手足のしびれなどを感じたら、すぐに出ることが大切です。無理をせず、まずは落ち着いて深呼吸し、体調の変化を確認しましょう。
こうした症状が続く場合は、水風呂を控え、医師に相談してみましょう。水風呂の温度が低すぎると体への負担が大きくなることもあるため、自分に合った適温を見つけることが大切です。
水風呂を快適に楽しむためには、自分の体調や気分に合わせて柔軟に調整することが重要ですよ。安心して水風呂を楽しむために、体のサインをしっかりと意識しながら入るようにしましょう。
高血圧でも水風呂を楽しむコツ

入る前にしっかり水分補給をし、水風呂後はしっかり休憩を取ることが重要です。水風呂に入ることで交感神経が活性化され、体がリフレッシュする一方で、急激な温度変化が負担になることもあります。そのため、自分の体調をしっかり確認しながら入りましょう。
水風呂後の休憩時間は、できるだけリラックスできる環境で過ごすとより効果的かもしれません。水風呂の後は温かい飲み物を飲むことで、体の冷えを防ぐことができます。特に初めての方は、短時間から始め、少しずつ自分に合ったペースを見つけるのがよいでしょう。
適切な水温と入り方を意識しながら、無理のない範囲で楽しむことが、安全に水風呂を続けるコツです。
自分の体と相談しながら楽しもう!
高血圧の人でも、正しい入り方をすれば水風呂を楽しむことはできるかもしれませんが、まずは医師に相談し、自分の体調に合った方法を見つけることが大切です。
特に血圧の変動が大きい方や持病がある方は、安全を第一に考えましょう。
水風呂を取り入れる際は、自分の体調の変化に注意しながら、少しずつ試していくことが重要です。急に冷たい水に入るのではなく、足元からゆっくりと水をかけるなど、負担を減らす工夫をしてみましょう。
日によって体調が異なることもあるため、その日の体調に応じた入り方を心がけることが大切です。
また、適度な休憩を挟みながら楽しむことで、より安心して水風呂を活用できるでしょう。水風呂後は、温かい飲み物をとるなどして、体の冷えすぎを防ぐことも考慮するとよいかもしれません。
無理をせず、自分に合った方法で、快適な「ととのい」時間を楽しみましょう!

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