サウナプロデュースとは?|”設備導入”で終わらせない選ばれる施設に共通する視点

サウナコラム

宿泊施設の付加価値としてサウナを導入したいと考えていても、「本当に集客につながるのだろうか」「どこまでこだわるべきなのか」と迷われている経営者・運営責任者の方も多いのではないでしょうか。

近年、サウナ市場は拡大傾向にある一方で、施設側は“導入するだけ”では差がつきにくくなっています。新規参入が増える中で、十分な差別化ができずに苦戦してしまうケースも少なくないようです。

だからこそ今、求められているのが「サウナプロデュース」という視点です。

この記事では、単なる設備導入で終わらせない”体験設計”としてのサウナプロデュースについて、宿泊施設経営者の方向けにわかりやすく解説します。

サウナプロデュースの本質は「体験設計」にある

設備導入だけでは選ばれ続けない理由

サウナストーブや水風呂、外気浴スペース。

これらはサウナ施設にとって欠かせない要素です。

しかし現在では、フィンランド式ロウリュが可能なサウナや、チラーによる水温管理設備なども珍しいものではなくなりました。設備の「有無」だけでは、大きな差別化になりにくい時代に入っています。

サウナプロデュースとは、単にサウナ設備を設置することではありません。

利用者が何度も訪れたくなる”体験の流れ”を設計することが、本質だといえます。

  • サウナ室に入った瞬間の香りや光
  • ロウリュ時の体感温度と湿度の変化
  • 水風呂に入った後の動線
  • ととのいスペースでの静けさや景色

こうした一連の体験が積み重なり、「また来たい」という記憶をつくります。

体験価値の向上については、サウナ導入で選ばれる施設に|体験価値と売上を両立する設計の考え方もご覧ください。

サウナプロデュースで失敗する施設の共通点

成功事例を知ることも大切ですが、失敗パターンを避けることも重要です。

よくある失敗パターン

① 設備だけにこだわり、動線設計を怠る

高性能なサウナストーブを導入しても、サウナ室から水風呂までの動線が悪ければ、体験価値は下がりやすくなります。

  • サウナ室と水風呂が離れすぎている
  • 外気浴スペースまでの導線が複雑
  • 脱衣所からサウナ室までが遠い

動線設計については、「ととのう」には動線が重要|休憩・クールダウンの整え方で詳しく解説しています。

② ターゲット設定が曖昧

「サウナがあれば集客できる」という発想だけだと、中途半端な体験になりがちです。

  • 誰に向けたサウナなのか
  • どんな体験を提供したいのか
  • 価格帯はどう設計するのか

このあたりが曖昧なままだと、差別化が難しくなります。

③ 運営体制の整備を後回しにする

オープン時は話題になっても、清掃やメンテナンスが追いつかず、徐々に評価が下がるケースもあります。

  • 清掃頻度の設定
  • スタッフ教育
  • トラブル対応マニュアル

こうした運営面の設計も、サウナプロデュースの一部です。

設備を超えた差別化のポイント

① 空間デザインが生み出す居心地

サウナ室の内装は、満足度に大きく影響するといわれています。

例えば、

  • ヒノキやレッドシダーなど、香りや木目に特徴のある木材選び
  • 石材やタイルを組み合わせた高級感のある仕上げ
  • 間接照明や暖色系ライトによるやわらかな光の演出

こうした要素は、単なる「発汗空間」を「滞在したくなる空間」へと変えていきます。

ベンチの高さや角度、段差の設計も重要です。複数段にすることで温度差をつくり、初心者から上級者まで楽しめる設計にすることも可能です。サウナプロデュースでは、見た目だけでなく「居心地」まで設計する視点が求められます。

② 「ととのい」を支える温度・湿度設計

フィンランド式サウナが支持されている理由の一つに、低温高湿度の心地よさがあります。ロウリュによって湿度を上げることで、体感温度を高めつつ呼吸しやすい環境をつくることができるとされています。

適切な換気設計を行うことで、息苦しさを軽減し、長く滞在しやすい空間づくりが可能です。

水風呂についても、安定した温度管理が重要です。チラー設備を導入することで、約16℃前後の水温を一定に保ちやすくなります。

水風呂の温度設計については、小規模サウナ・宿泊施設の水風呂温度設計|満足度を左右する「温度の幅」とはもご参考ください。

kokolo saunaの設備が支えるサウナプロデュース

kokolo saunaでは、サウナプロデュースを支える設備をご用意しています。単なる設備の導入にとどまらず、お客様の体験全体を向上させます。

PSE認証をクリアした電気式サウナストーブ

PSE認証をクリアした電気式ストーブは、屋内施設でも安全に導入しやすく、本格的なフィンランド式サウナ体験を提供します。これにより、お客様が何度も足を運びたくなる体験が実現できます。ロウリュにも対応しており、本格的なフィンランド式サウナ体験を提供しやすくなります。

詳しくはオリジナルストーブ製品ページをご覧ください。

温度管理が可能なチラー水風呂(Hagoromo1 series)

Hagoromo1シリーズは3℃〜40℃の温度設定に対応し、オゾン除菌・ろ過機能を搭載しています。水をキレイに保ちやすく、さらにオゾン効果により水質をまろやかに変化させる設計です。

詳しくはチラー水風呂製品ページをご覧ください。

設備選定の段階から体験を見据えることが、サウナプロデュースの大切な一歩です。

③ プライベート性とコミュニティの設計

近年、客室専用サウナへの関心が高まっているといわれています。
プライベート空間でゆったりと楽しみたいというニーズは、特に高価格帯の宿泊施設と相性が良い傾向があります。

プライベート重視型とコミュニティ重視型の比較

項目プライベート重視型コミュニティ重視型
施設例客室専用サウナ大浴場併設サウナ・貸切サウナ
体験静寂・没入感交流・イベント性
客単価高め(上乗せ設計しやすい)中〜高め
向いている施設高級旅館・グランピング温泉旅館・ホテル
差別化ポイントプライベート空間・景観ロウリュイベント・アウフグース

重要なのは、施設のコンセプトに合った方向性を明確にすることです。

  • 静寂と没入感を重視するのか
  • イベント性や交流を重視するのか
  • 客室付帯型で単価向上を狙うのか

この選択が、サウナプロデュースの軸となります。

設備選定の重要性とkokolo saunaの選ばれる理由

サウナ設備の選定は、ただの機能的な選択にとどまらず、施設の魅力を高めるための重要な要素です。kokolo saunaでは、シンプルな設置でありながら、バレルサウナや水風呂など、多様な設備をご提案します。これにより、訪れるお客様が多様な体験を楽しめる環境の提供が可能です。

特に、近年注目されているのが簡易サウナバレルサウナ、そして水風呂です。これらは家族や友人、カップルでの利用が多く、「ワイワイと楽しむ空間」や「リラックスできる個室空間」といったニーズに応える設備として人気を集めています。kokolo saunaの製品は、これらのニーズを満たす設計がされており、簡単に設置できるため、迅速に高品質な体験を提供できる点で非常に優れています。

さらに、顧客が心地よく過ごせる「動線設計」や「空間デザイン」にもこだわっており、サウナを単なる設備ではなく、再訪したくなる体験に変えることができます。施設の競争力を高め、リピーターを生むためには、こうした細かな配慮が不可欠です。
業務用サウナの導入については、業務用サウナで差別化を実現|また来たいと思われる宿泊施設の整え方で詳しく解説しています。

サウナ プロデュースの具体的なステップ

STEP1:コンセプト設計

  • どんなお客様に来てほしいか
  • どんな体験を提供したいか
  • 既存の施設とどう差別化するか

STEP2:空間・動線設計

  • サウナ室のサイズと段数
  • 水風呂の配置と温度設計
  • 外気浴(ととのいスペース)の広さと景観
  • 脱衣所からの動線

STEP3:設備選定

  • 安全性(PSE認証など)
  • メンテナンス性
  • エネルギー効率
  • デザイン性

バレルサウナ(屋外設置)

「置くだけ」で設置しやすいアウトドアバレルサウナとして、kokolo saunaではMODU4/MODU6を展開しています。

詳しくはバレルサウナ製品ページをご覧ください。

屋内サウナ(室内設置)

導入しやすい屋内モデルとしてCUBE series(CUBE3B/CUBE3W)があります。
詳しくは屋内サウナ製品ページをご覧ください。

STEP4:ブランディング・発信

  • Webサイトでのストーリー発信
  • SNSでの体験共有
  • プレスリリース
  • インフルエンサー招待 など

STEP5:運営体制の構築

  • スタッフ教育(楽しみ方/安全管理)
  • 清掃・メンテナンス計画
  • トラブル対応マニュアル
  • 定期点検スケジュール

kokolo saunaの製品は、サウナから水風呂、外気浴まで、全ての動線を考慮して設計されており、心と体をリラックスさせる、ストレスのない体験を提供します。これにより、お客様がまた訪れたくなる空間を創り出し、施設の競争力を自然に高めます。

サウナ プロデュースの費用相場と投資回収

費用相場の目安

※下記はあくまで目安であり、施設規模や仕様、施工条件によって変動します。

項目費用目安
バレルサウナ(屋外)200万円〜500万円
屋内サウナ室(新設)300万円〜1,000万円
チラー水風呂100万円〜300万円
外気浴スペース整備50万円〜200万円
設計・コンサルティング50万円〜200万円

投資回収の考え方

投資回収期間は、客単価設計・稼働率・運営品質によって大きく変わります。
数値シミュレーションを行う際は「強みがどこにある施設か(客室単価なのか、集客導線なのか)」から整理しておくと安心です。
kokolo saunaの製品は、設置が簡単で、設置後すぐにお客様にリラックスできる高品質な体験を提供します。バレルサウナや屋内サウナモデルは、使いやすさと安全性を考慮した設計で、すぐに安心してご利用いただける環境を作り出します。これにより、初期投資を早期に回収し、長期的な収益向上に繋がります。

運営体制とメンテナンスの重要性

法規制への対応

サウナ導入では、施設形態・提供形態により関係法令や行政手続きが変わる場合があります。
検討段階から、保健所・消防・設計者と早めにすり合わせておくのがおすすめです。

また、設備面ではPSE認証など安全性に関わる基準を満たした機器選定が重要です。kokolo saunaのオリジナルストーブは、電気式で火を使わず、屋内導入でも配慮しやすい設計です。

安全管理のポイント

  • 利用者への注意喚起(体調不良時/飲酒後の利用は控える等)
  • スタッフ教育(緊急時対応、AEDの運用など)
  • 定期点検(ストーブ、水質、換気設備)

まとめ:設備を超えた設計こそが成功の鍵

いかがだったでしょうか。

サウナプロデュースを成功させるためのポイントは、次の通りです。

  • 設備導入で終わらせず、体験全体を設計すること
  • 失敗パターンを避け、明確なターゲット設定をすること
  • 空間デザインと温度・湿度設計を一体で考えること
  • プライベート性かコミュニティ性か、方向性を明確にすること
  • ブランド体験として一貫性を持たせること
  • 運営・メンテナンス、法規制対応まで含めて計画すること

サウナは、単なる流行ではなく「文化」へと移行しつつあるといわれています。

だからこそ今、宿泊施設におけるサウナプロデュースには、長期的視点と一貫したコンセプトが求められます。

ご相談は、法人のお問い合わせからお気軽にご連絡ください。

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