小規模サウナや宿泊施設を運営されている方の中には、
「水風呂の温度は何℃に設定するのが良いのだろう」
「他施設との差別化につながる水風呂づくりをしたい」
と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
サウナ体験の満足度は、サウナ室の良し悪しだけで決まるものではありません。実は水風呂の温度設計によって、体験の印象や滞在全体の評価が大きく変わります。
本記事では、宿泊施設の運営目線で、水風呂温度設計を考えるうえで押さえておきたいポイントを整理します。
- 水風呂温度を「固定値」で考えるリスク
- 小規模施設だからこそ活きる温度の設計ポイント
- シングル温度まで下げられることが生む体験価値
- 温度の選択肢が広がる設備づくりの考え方
水風呂は「温度を決める」より「選べる設計」が価値になる
これまで、水風呂の温度は「17℃前後が理想」と語られることが多くありました。
たしかにこの温度帯は、多くの方にとって入りやすく、一般的な目安として使われてきた背景があります。
ただ、サウナの楽しみ方が広がっている今、「17℃だけ」では体験の幅を十分に活かしきれない場面も増えています。理由はシンプルで、利用者の層と期待値が以前より幅広くなっているためです。
たとえば宿泊施設の利用者は、旅行や滞在体験の一部としてサウナに入るため、
- 「初めてで水風呂が怖い」という方
- 「しっかり冷えた水風呂を求めて来た」という方
が同じ時間帯に混在することも珍しくありません。
このとき、温度を17℃に固定してしまうと、どちらかにとっては「物足りない」または「冷たすぎる」と感じられてしまう可能性があります。
そこで重要になるのが、温度を“決め打ち”にしない設計です。

水風呂の温度は何度が理想?施設タイプ別の目安
水風呂の温度設定は、施設のコンセプトや利用者層によって最適解が変わります。
目安として、温度帯ごとの特徴を整理すると次のようになります。
| 温度帯 | 体感の特徴 | 向いている施設・利用者 |
|---|---|---|
| 10℃未満(シングル) | 強い冷却感、刺激が非常に強い | 本格サウナ施設、サウナ愛好家向け |
| 10〜15℃ | しっかりした冷たさ | 中級者〜上級者、リピーター向け |
| 15〜18℃ | 冷たさと入りやすさのバランス | 幅広い層、初心者も比較的安心 |
| 18〜20℃ | やや冷たい程度 | 初心者が多い施設、家族向け宿泊施設 |
季節による温度変動への配慮も重要
水道水の温度は季節によって大きく変わります。
- 夏場:20℃を超えることもある
- 冬場:10℃前後まで下がることもある
そのため、年間を通して同じ体験を提供したい場合は、温度管理の仕組みづくりが満足度を左右します。
シングル温度がもたらす、体験価値の違い
「シングル」、いわゆる水風呂一桁台(9℃以下)の温度帯は、誰にとっても快適というわけではありません。
一方で、サウナ好きの利用者にとっては、次のような価値につながりやすい温度帯でもあります。
- サウナ後に一気に切り替わるような冷却感
- 外気浴での没入感が深まる感覚
- 「この施設を選ぶ理由」になりやすい独自性
「選べる体験」として用意するという考え方
ここでポイントになるのは、「全員が入れる水風呂」にすることよりも、選べる体験として用意するという考え方です。
温度の選択肢がある施設は、利用者が自分の体調や慣れに合わせて体験を組み立てやすく、結果として施設全体の印象が良く残りやすくなると考えられます。
小規模サウナ・宿泊施設にこそ「温度の幅」が必要な理由
大規模温浴施設と比べて、小規模施設には次のような特徴があります。
- 設備の数で勝負しづらい
- 体験の「質」や「印象」が口コミに直結しやすい
だからこそ、水風呂が
- 季節や時間帯で温度がブレる
- 「よくある水風呂」になってしまう
状態だと、施設の個性が出にくくなります。
一方で、
- 基本は15〜17℃の入りやすい温度
- タイミングによってはシングル温度まで下げられる
といった設計ができると、水風呂そのものが“売り”になりやすいのが小規模施設の強みです。

温度管理を成立させるのが「チラー」という選択肢
シングル温度を安定して提供するには、水道水任せの運用では限界があります。そこで現実的な選択肢となるのが、水風呂用チラーです。
宿泊施設ならではの課題
特に宿泊施設では、
- 外気温の影響を受けやすい
- 夜と朝で体感が変わりやすい
- 利用時間が分散し、温度の戻りが課題になりやすい
といった事情があるため、温度の安定がそのまま満足度につながります。
kokolo saunaのチラー水風呂「Hagoromo1シリーズ」
kokolo saunaでは、チラー水風呂「Hagoromo1シリーズ」をご用意しています。
Hagoromo1の特徴
- 3℃〜40℃まで対応可能な温度設計
- シングル温度まで下げられる冷却能力
- オゾン除菌・ろ過機能による水質管理
- レッドシダーを使用した木製フレーム
- 小規模施設の導入も視野に入れやすい構成
仕様(目安)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 温度設定範囲 | 3℃〜40℃ |
| 冷却能力 | シングル温度まで対応 |
| 除菌方式 | オゾン除菌 |
| ろ過機能 | あり |
| フレーム素材 | レッドシダー |
導入されたお客様からは、
「季節に関係なく、いつでも理想の温度で提供できるのが嬉しい」
「シングル水温を安定して用意できるようになった」
「この水風呂は特別と言われることが増えた」
といった声も寄せられています。
商品情報は、以下のページで確認できます。
https://kokolosauna.com/chiller/
「17℃を用意しない」のではなく、「17℃に縛られない」
誤解されやすい点ですが、シングル温度を推すことは、17℃を否定することではありません。大切なのは、水風呂の温度を一つに固定せず、利用者が選べる状態をつくることです。
- 今日は15〜17℃が心地よい
- 別の日はシングル温度でしっかり締めたい
このように選べる設計は、利用者の満足度だけでなく、「また利用したい」と感じてもらえる理由にもつながりやすくなります。

温度設計のポイント|施設ごとの「最適解」を見つける
水風呂の温度設計を考える際は、次の流れで整理するのがおすすめです。
ステップ① 現状の把握
- 現在の水風呂は何℃に設定されているか
- 季節や時間帯でどれくらい変動しているか
- 利用者からどのような声があるか
ステップ② ターゲット層の確認
- 主な利用者層(初心者〜上級者)
- 滞在目的(リラクゼーション/本格サウナ体験など)
- 競合施設との差別化ポイント
ステップ③ 設備と運用の検討
- チラー導入の予算と設置スペース
- 温度管理・清掃の運用体制
- 無理なく継続できる管理方法
まずは、現在の水風呂が「どの温度帯に対応できる設計か」を整理してみてください。
そのうえで、施設として届けたい体験に合わせて温度を設計しておくと、導入後の満足度が安定しやすくなります。
まとめ|水風呂温度は「数字」ではなく「体験の設計」
いかがだったでしょうか。
水風呂の温度設計は、「17℃が正解」と決めてしまうよりも、施設の客層やコンセプトに合わせて温度の幅を持たせることが、満足度を高める近道になる場合があります。
本記事のポイント
- 水風呂は温度の「幅」が体験価値をつくる
- シングル温度は差別化につながりやすい
- 小規模施設ほど「温度の安定」が印象を左右する
- チラー導入で低温の再現性と運用性が上がる
- 「17℃に縛られない」設計が、選ばれる理由になる
まずは、現在の水風呂が「どの温度帯に対応できる設計か」を整理してみてください。
そのうえで、施設として届けたい体験に合わせて温度を設計しておくと、導入後の満足度が安定しやすくなります。
kokolo saunaは、サウナが特別な日のご褒美ではなく、日々の暮らしを静かに整える習慣として広がってほしいと考えています。
宿泊施設やサウナ施設の運営者の方々が、お客様に満足いただける体験を届けられるよう、最適な設備選びをサポートいたします。
詳しい製品情報は、以下でもご覧いただけます。
- チラー水風呂(Hagoromo1):https://kokolosauna.com/chiller/
- kokolo sauna公式サイト:https://kokolosauna.com/
- 法人のお問い合わせ:https://kokolosauna.com/contact2/



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