【サウナコラム】サウナ初心者向け完全ガイド!水風呂の正しい入り方と効果的な活用法を詳しく解説!

サウナコラム

こんにちは、kokolo sauna認定サウナライターの山﨑です。

サウナ・スパ健康アドバイザーでもある私が、今回は「水風呂の正しい入り方」と楽しみ方をお伝えしていきます。特に「水風呂はちょっと苦手…」という方には、その心の壁を崩せる様、水風呂の魅力についても解説していきますね。

水風呂は恐れるに足らず!

サウナでしっかり温まった後、「冷たいっ!」と感じるほど、キンキンに冷えた水風呂に入る…これこそが、サウナ好きなら誰しもが愛してやまない体験のひとつ。でも、初めての方は「冷たすぎる!」とか「無理!」って思うこともありますよね。実際、私も最初は「こんなの無理だろ!」って思ってました(笑)。

でも、慣れてくると”不思議”なことに、その冷たさが逆に気持ちよく感じられるようになるんです。サウナ好きの方がよく言う「ととのう」といわれる瞬間も、水風呂をしっかり使いこなすことで体感できる究極のリラックスなのです。

水風呂の魅力と初心者のためのガイド

まず知っておいて頂きたいのは、水風呂は必ず、サウナとセットで使うということです。しっかり汗をかいて体を温めてから入ることで、体内の血行が良くなり、自律神経も整います。「サウナ→水風呂→休憩」を1セットとして、3回くらい繰り返すと、自然とその魅力が分かってくるはずです。

水風呂はサウナとの組み合わせが基本

水風呂は、ただ冷たいだけの浴槽ではなく、サウナで温めた体を冷やすためのもの。サウナでしっかりと汗をかき、「サウナ→水風呂→休憩」というサイクルを繰り返すことで、リフレッシュに繋がると思います。

水風呂に入る目的

水風呂に入る最大の目的は、サウナで温まった体を一気に冷やすことです。この冷却効果によって血管が収縮し、血液がスムーズに体内を巡るのが感じ取れる様になると、それが自律神経に刺激を与え、リラックス効果やストレス解消にも繋がるとされています。

羽衣効果とは?

水風呂に入る時、「羽衣」という現象が起きる場合があります。これは、サウナで体が十分に温まった状態で水風呂にじわりじわりと入っていくと、体の周りに暖かい水の層ができるんです。この層のおかげで、冷たさを和らげることが出来るのを羽衣現象と言います。でも水風呂に慣れていない方は、勢いよく入ってしまうと羽衣が形成されず、ただ冷たい水に入ることになり、「ととのう」の境地に至らないという方もいるのではと思います。

つまり、「じわりじわりゆっくり入る」!これを意識して水風呂に入ってみてくださいね。

※週末のスーパー銭湯やお子さんが多いところなど、人の出入りが激しい水風呂では、まるで黒潮と親潮がぶつかる潮目状態となり、簡単に羽衣が破壊されてしまうのでご注意下さい(笑)。

水風呂初心者向けの入り方

水風呂初心者は、まず無理をしないことが大切です。いきなり長時間水風呂に入ると、体が冷えすぎて逆効果になってしまいます。そこで、初心者でも安心して水風呂に挑戦できるステップを紹介していきます。

少しずつ体を慣らす

さきほども言いましたが、水風呂には「じわりじわりゆっくり入る」ことが大切です。そのためには、最初から全身を水に浸けるのではなく、まずは手や足先だけを水に入れていき、体の一部を少しずつ冷やしながら慣らしていきます。そのあと膝や腕など徐々に冷やす範囲を広げていくのがおすすめです。

温冷交代浴もおすすめ

サウナと水風呂の温度差が気になるという人にはサウナではなく、温かいお湯と水風呂に交互に入る「温冷交代浴」もおすすめです。

私も「サウナ入るのちょっとしんどいなぁ」というときは、温冷交代浴で済ませることもあり、これでも場合によってはととのいを感じられたり、疲労の回復を感じられたりすることがありますよ。

呼吸を整える

水風呂に入る際、最初の一瞬は冷たさに驚いて息が詰まりそうになることがあります。ここで深い呼吸を意識し、ゆっくりとしたペースでじわりじわりと入ることが大切です。冷たさに慣れるまで、無理をせず自分のペースで入るようにしましょう。

滞在時間は短く

水風呂初心者さんには、最初は15秒から30秒程度の短い時間で十分です。体が冷えたらすぐに上がる。これを何度か繰り返すうちに、次第に滞在時間を伸ばせるようになりますよ。私も最初は「もう無理!」と15秒ほどで上がってましたが、今ではゆっくり楽しめるようになりました。

なお、どこの銭湯にも主のような常連さんがいるので、水風呂に慣れてきたら交代しながら入るという空気を読む力が大切になります(笑)。また紳士たるサウナーになるために、水風呂から出るときは、他の人の羽衣を潰さない様に配慮してあげてくださいね。

頭まで入らない

温浴施設で用意されている水風呂は、水深が浅いものから深いものまであります。水風呂初心者の方は、水深が深いタイプの水風呂で頭まで浸けてしまう方も多いのですが、それは控えましょう。頭や心臓に急激な冷却効果が加わると、体に負担をかけてしまいます。まずは足先から徐々に体を冷やしていくのが、安全で効果的な方法です。

水風呂の効果的な使い方

水風呂を使いこなすためには、サウナとの相乗効果を理解し、上手に使うことが重要です。以下に、水風呂を最大限に活用するためのポイントを紹介します。

サウナで十分に体を温める

水風呂に入る前に、しっかりとサウナで体を温めることが重要です。サウナに入る時間は、10〜15分程度が目安で、体がしっかりと温まるまで待ちましょう。体が十分に温まった状態で水風呂に入ると、急激な温度変化が起こり、血液循環がより効果的に促進されます。

サウナと水風呂を繰り返す

サウナ→水風呂→休憩の流れを1セットとして、これを3セットほど繰り返すと、水風呂の効果がより実感できます。休憩時間には、外気浴を取り入れるとさらに効果的です。外の新鮮な空気を吸いながら、リラックスする時間を持つことで、体内のバランスが整い、心身ともにリフレッシュできます。

「ととのう」感覚を味わう

サウナと水風呂を繰り返すことで、多くの人が「ととのう」と呼ばれる深いリラクゼーションを体験します。これは、サウナで温まった体が水風呂で冷却され、自律神経が調整されることによって得られる感覚です。心身がリセットされ、頭がクリアになり、深いリラックス状態に入ることができると思いますよ。

水風呂の健康効果

水風呂には、さまざまな健康効果が期待されます。以下に、特に注目すべき効果を紹介します。

血行促進と疲労回復

サウナ後に水風呂を楽しむことで、リフレッシュを感じる方が多く、血行が良くなったと実感することもあるかもしれません。なお健康効果については個人差もあるので専門家のアドバイスを参考にして下さい。

ちなみに、このリフレッシュ感は、酸素カプセルに入ったときに得られる感覚に近いなと個人的に思いました。というのも酸素カプセルは、高濃度酸素を供給し水深1~3mの圧力環境を地上で再現出来る装置になり、体全体に均一な圧力を受ける事で全身が整うレオロジー効果を得られると言われているからです。

自律神経の調整

水風呂に入ることで交感神経と副交感神経など、体と心のバランス調整を感じる人も多く、日常生活に取り入れることで体調が整うと感じる方もいます。ただし個人差もあり具体的な健康効果については専門家の意見も踏まえて取り組む必要があります。

免疫力向上

サウナと水風呂という温度差による適度な刺激は、免疫細胞を活性化させる効果があります。特に、寒冷耐性が向上するため、冬場に風邪を引きにくくなるというメリットもあります。体を温めたり冷やしたりすることで、免疫力が自然と高まるのです。

美容について

サウナ後に水風呂に入ると、肌がキュッと引き締まるのを感じる方も多い様なのですが、実はこれ「温冷交代浴」と美顔器の使い方が同じプロセスだからでは?と推測しています。

もちろん、根拠なく論理展開してしまうと、Googleさんが定義するYMYL(Your Money or Your Life)に接触して怒られてしまうので、1つの仮説としてご理解頂きたいのですが、美顔器って、肌を温かくして整えてから、冷たくして引き締めるんですよね。サウナもそれと同じプロセスだと思うと、めっちゃ手軽でお得な美容法かも!最近アンチエイジングが気になり始めた山﨑は、サウナに期待しております(笑)。

まとめ

水風呂は初心者にとって冷たさがネックに感じられることが多いですが、正しい入り方と使い方を実践することで、驚くべき健康効果やリラクゼーションを体験できます。

最初はゆっくりと少しずつ慣らし、短時間の入浴から始めることで、冷たさへの抵抗感を減らしつつ、心地よい「ととのう」感覚を味わうことができると思います。

また、体調に異変を感じた場合はすぐに中止する。

その上で、サウナと水風呂を組み合わせたルーティンを、ぜひ日常の健康習慣に取り入れてみてください。ちなみに山﨑は、サウナ内では耳栓して目を閉じて、心音を聴いています。これが非日常へトリップする儀式になっています。

それではみなさん、「ととのう」の世界へいってらっしゃい!

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