チラー水風呂とは?
サウナ後の水風呂は、心と体を一気にリセットしてくれる特別な時間。
ただし、夏は水道水がぬるく、冬は冷えすぎるなど、理想の16〜17℃を保つのは意外と難しいのが現実です。
そこで役立つのが「チラー水風呂」。
冷媒を使って水を循環・冷却し、設定した温度を自動でキープ。まさに自宅でもサウナ施設級の水風呂体験が叶います。
快適さを長持ちさせるカギは清掃
どんなに高性能なチラーでも、使いっぱなしでは本来の力を発揮できません。
水の循環がある分、藻やスライム、菌類の繁殖リスクがあり、衛生面が損なわれてしまいます。
だからこそ、定期的な清掃とメンテナンスが欠かせないのです。ここからは、チラー水風呂を長く安心して楽しむための清掃頻度やケア方法を解説します。
清掃が必要な理由
冷却水の水質悪化防止
汚れや菌類が増えると水が濁ったり、嫌なにおいが出たりします。衛生面の不安だけでなく、肌への刺激や健康被害につながるため、清掃で常に清潔な状態を保つ必要があります。
スライムや藻の繁殖防止
配管や水槽に栄養分や汚れが溜まると、ぬめり(スライム)や藻が発生。水の流れを悪くして冷却効率を下げるだけでなく、見た目やにおいも不快になります。
レジオネラ属菌の予防
レジオネラ菌は温かく湿った環境で増えやすく、吸い込むと肺炎などの原因になる危険な細菌です。公衆浴場や温泉で問題になることもあるため、家庭用サウナでも無視できません。
理想的な清掃頻度
フィルターが詰まると冷却効率が落ちて電気代が増えることも。
シンプルな水洗いを習慣にするだけで、性能を維持しやすくなります。
清掃方法と注意点

- フィルターはシャワーやブラシで優しく洗う。
- 清掃時は必ず電源を切る。
- 洗浄剤を使う際は手袋・マスクを着用し、十分に換気する。
- 洗浄剤は残さないよう、しっかりすすぐ。
自信がない場合は、専門業者に依頼するのが安心です。
おすすめは月1回の定期清掃。
取り外して水洗いするだけでOKです。汚れがひどい場合は中性洗剤を使うと効果的です。
また、配管内部の洗浄は3〜6ヶ月に1回を目安に行いましょう。使用頻度が高い場合や、水質が悪い地域では頻度を上げてください。
一般的な家庭用のチラーは浄化・殺菌機能がないことも多いため、使用後に水を毎回替えるとより安心です(レジオネラ菌の増殖抑制に有効)。
| 清掃箇所 | 頻度 | ポイント |
|---|---|---|
| フィルター掃除 | 月1回 | 水洗いが基本。中性洗剤で優しく洗うと効果的 |
| 配管内部の洗浄 | 3〜6ヶ月に1回 | スケール洗浄剤を使用。汚れの種類で使い分け |
| 水の交換 | 週1回〜使用頻度に応じては毎日 | レジオネラ菌対策として毎回の交換がおすすめ |
法定点検については、家庭用のチラーは基本的に法定点検の対象外となるため、特別な手続きなしで導入・運用できますよ。ただし、定期的なセルフチェックは欠かせません。
定期的なメンテナンスは、チラーの寿命を延ばすための最も効果的な方法

配管内部の洗浄には、専用の洗浄剤を使用すると効果的です。カルシウムスケール洗浄剤や有機物スライム主体のスケール洗浄剤など、汚れの種類によって適切な洗浄剤を選びましょう。
有機物スライム主体のスケール洗浄剤は、過酸化水素(H2O2)の洗浄剤で、濃度10%以下に希釈して使用します。細菌や藻などスライム類の繁殖を酸化分解する効果があります。
カルシウムスケール洗浄剤は、塩酸(HCI)主体で濃度は10%以下の洗浄剤です。カルシウム主体のスケールは比較的簡単に溶解できます。
チラーのメンテナンスに関しては、以下の動画を参考に行なってください。
また、配管内部の洗浄は、専門知識が必要です。
自信がない場合は、専門業者に依頼することも検討してみてください。
日常的なケアのポイント
チラー水風呂を長く快適に使うためには、ちょっとした日常の工夫が欠かせません。
まず、設定温度は15〜18℃を目安に保ちましょう。 これが「心地よい冷たさ」と「機械へのやさしさ」を両立する理想の範囲です。逆に10℃以下の極端な低温にすると、冷媒やコンプレッサーがフル稼働し続けることになり、寿命を縮める原因となります。
設置場所も重要です。チラーは熱を外に逃がす必要があるため、通気性の良い場所に置きましょう。直射日光や湿気の多い環境は冷却効率を下げ、故障や劣化を早めるリスクになります。
これらのポイントを意識するだけで、チラーの冷却力は安定し、寿命もぐっと延びます。
結果的に、毎回安心して「ととのう」体験を楽しむことができるでしょう。
よくあるトラブルと対処法

チラー水風呂を使っていると、さまざまな問題が発生することがあります。ここでは、よくある問題とその対処法をご紹介します。
水風呂がぬるくなる
最も多いトラブルの一つで、フィルターの詰まりが考えられます。
フィルターにゴミや汚れが溜まると、冷却効率が下がってしまうんです。
また、冷媒不足も考えられます。チラーは冷媒(冷やすためのガス)を使って水を冷やしていますが、これが減ってくると、思うように温度を下げられなくなり、専門の業者に頼んで補充してもらう必要があります。
さらに、意外と見落としがちなのが、設定温度のミス。何かの拍子に設定が変わってしまっている場合もあるので、まずはコントロールパネルをチェックしてみましょう。
最後に、経年劣化による性能の低下も考えられます。「最近、冷え方が弱いな」と感じたら、プロに相談して点検してもらうのもおすすめです。
異音がする
チラーから異音がする場合は、ファンやコンプレッサーに問題があるかもしれません。普段と違う音がする場合は、すぐに原因を確認し、部品の緩みや摩耗がないかチェックすることが大切。
特に「ゴボゴボ」「キュルキュル」といった変な音がしていたら要注意!
早めに対処することで、大きなトラブルを防ぐことができます。
自分で対処できない場合は、無理せずに専門業者に相談しましょう。チラーは専門的な機器なので、素人判断で修理しようとすると、かえって状況を悪化させてしまうことがあります。
「普段と違うな」と感じたら、そのまま放置せずにチェックすることが大切です。
kokolo saunaのHagoromo1は清潔で快適な水質を維持できる設計

kokolo saunaのチラー水風呂「Hagoromo1」は、お手入れのしやすさまで考えた上質な設計になっています。
オゾン除菌・ろ過機能を備え、いつでも清潔で快適な水質を維持できる設計が特徴です。
さらに、オゾン効果により天然水のようなまろやかな質感で、心地よく全身をリフレッシュできます。
また、Hagoromo1は実際に公衆浴場法に基づく水質検査に合格した実績を持っています。静岡県の正規代理店「Private Sauna 響葵」で実施された検査では、色度・濁度・pH・大腸菌・レジオネラ属菌など全ての基準をクリア。


特に厳しいとされるレジオネラ菌についても、オゾンろ過機能の効果により問題なく基準を満たしています。この実績は、家庭用でも安心して利用できる信頼性の裏付けとなっています。
さらに、バスタブ・チラーのフレームには耐久性の高いレッドシダーを採用。湿気や害虫に強いため、屋外でも安心して長く愛用でき、メンテナンスの手間も軽減します。
詳しい情報や製品については、こちらをご覧ください。
まとめ:快適なチラー水風呂ライフを続けるために

チラー水風呂を長く快適に使うためには、定期的な清掃と日常的なケアが欠かせません。
適切なメンテナンスを続けることで、いつでも最高の「ととのい」を体験できます。
kokolo saunaのチラー水風呂は、清掃性やメンテナンス性にも優れており、安心して導入できるのも魅力。
サウナ後の水風呂は心身のリフレッシュに不可欠!
サウナライフをもっと豊かにしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。



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