【サウナコラム】サウナの聖地「白銀荘」を巡る北海道サウナ旅!Hagoromo1で得た水風呂の追体験とは?

サウナコラム

みなさん、こんにちは!kokolo sauna認定サウナライターの山﨑です。

昨年12月、凍てつく大地と雪に包まれた北海道を訪れ、サウナの聖地「白銀荘」を含む個性豊かな3つのサウナを巡る旅をしてきました。外気温が-10度を下回る極寒の中で体験するサウナと水風呂という特別感は、まさに「一生モノ」。また、冬だからこそ味わえる水風呂の魅力に心から感動しました。

今回のコラムでは、そんな「冬の北海道×サウナ旅」の魅力と、そこで考えた「理想の水風呂」についてお届けします。寒さを忘れ、心も身体もととのう感動体験を、一緒に覗いてみませんか?それでは早速どうぞ!

野球場のサウナ?!エスコンフィールドの斬新な体験

最初に訪れたのは、北海道日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」にある「tower eleven onsen & sauna」です。ここは、温浴施設と野球場が融合した、とてもユニークな空間になっています。

「エスコンフィールドHOKKAIDO」にある「tower eleven onsen & sauna」
「エスコンフィールドHOKKAIDO」にある「tower eleven onsen & sauna」

「tower eleven onsen & sauna」の男女共用エリア
「tower eleven onsen & sauna」の男女共用エリア

さらに、日本では珍しいモール温泉を利用した温浴施設になっています。モール温泉とは、お湯の色が茶褐色や黒っぽい色をしており、お湯は滑らかで柔らかい感触が心地よく、保湿効果も期待される泉質になります。

一方、サウナスペースは水着着用エリアとなっており、男女共用です。一般的なスーパー銭湯では混浴不可が多い中、カップルや夫婦で一緒に楽しめるのが魅力的。デートにも最適な施設ですよね。

さて、それではサウナ室へ。

サウナ室のとびら
サウナ室のとびら

サウナ室に入ると、思わず「わぁ!」と声が出るほど、大きな窓からグラウンドが一望できます。野球のバットやボールをモチーフにした内装もおしゃれで、「スポーツ」と「サウナ」の融合を意識した、考え抜かれた空間設計なのでしょうね。サウナ室の温度は約80度で、ほどよい湿度が体に優しく感じられました。

サウナ室内からもグラウンドを眺められる
サウナ室内からもグラウンドを眺められる

サウナ室内のスタンディングエリアは、バッドがモチーフ。
サウナ室内のスタンディングエリアは、バッドがモチーフ。

サウナストーンの上にはボールが
サウナストーンの上にはボールが

セルフロウリュも可能
セルフロウリュも可能

さらに、セルフロウリュも可能!自分好みに蒸気を調整できるので、本格的なサウナ体験が楽しめます。外の寒さが厳しい冬だからこそ、サウナの温かさがより心地よく感じられました。

そして、水風呂へ。水温は約18度と優しめの設定で、初めての人でも挑戦しやすい温度です。水風呂のすぐ隣にはモール温泉もあるので、温冷交代浴も可能。これが疲労回復に抜群で、スポーツ後には最高のケアになりますね。

男女共用エリアにあるモール温泉。すぐ左には水風呂がある。
男女共用エリアにあるモール温泉。すぐ左には水風呂がある。

特に印象に残ったのは、サウナから水風呂、そして外気浴スペースまでの動線です。スムーズに移動できる設計で、グラウンドを眺めながらの外気浴は、スポーツ施設ならではの開放感があり、とても気持ちが良かったです。

「スポーツ×サウナ」の新しい楽しみ方を存分に味わえる、この「tower eleven onsen & sauna」。ここでしか体験できない特別な時間を、ぜひ皆さんも体験してほしい施設でした。

エスコンフィールドHOKKAIDO
住所:〒061-1116 北海道北広島市Fビレッジ1番地
営業時間: 11:00~21:00(最終受付20:30) 
料金:2,500円~


大自然の中で体験する究極の「ととのい」 〜白銀荘〜

初めて来たのは4年前。そのときの体験が衝撃的で、毎年冬に通うようになった今回の旅のメインイベントである「白銀荘」へ!

関西から飛行機で北海道入りした翌朝。北海道の冬を全身で楽しむため旭川から車で約1時間、十勝岳の麓にあるこの施設を目指します。まずは宿泊していたホテルの近くでカーシェアを手配し駐車場へ向かうと、そこにはドカ雪に埋もれたカーシェア(笑)。車に積まれていたスコップとブラシを取り出して雪と格闘すること約30分。。ようやく出発。北海道で冬の洗礼を受けつつも、これも一つの思い出に。

雪に埋もれていたカーシェアの車
雪に埋もれていたカーシェアの車

気を取り直して、国道237号を富良野方面へ。途中のS字カーブで軽く横滑りしながらも無事に到着した「白銀荘」。今回は過去一番の積雪量にテンションが上がります!

雪が降りしきる白銀荘に到着
雪が降りしきる白銀荘に到着

大自然に囲まれた聖地「白銀荘」

白銀荘があるのは十勝岳の麓、まさに大自然の中。到着すると、一面の銀世界が目の前に広がり、その美しさに思わず息をのみます。外気温は-8度という厳しい寒さですが、この環境下でのサウナ体験は特別なもの。都会では味わえない非日常の贅沢がここにあり、「サウナの聖地」と呼ばれるのも納得です。

一面の銀世界
一面の銀世界

自然と一体化するサウナ室

サウナ室に入ると、ひばの優しい香りが広がる癒しの空間。室温は約95度で、セルフロウリュが可能です。ひばの蒸気に包まれながら、まるで森林浴をしているような気分。窓越しに見える浴場の景色も開放感たっぷりです。

2階休憩室から見た外の景色。窓が大きく浴場からもこの景色が見られる。
2階休憩室から見た外の景色。窓が大きく浴場からもこの景色が見られる。

十勝岳の伏流水で整う

サウナでしっかり汗を流したら、次は水風呂へ直行!冬場の水温は10度を切る冷たさで、十勝岳の伏流水を使用しています。このミネラル豊富な水は飲用も可能。冷たい水風呂で火照った体をリセットしつつ、喉を潤すと体の芯までリフレッシュされます。自然そのものを感じられる贅沢な瞬間です。

ハイライトは「雪ダイブ」!

白銀荘最大の魅力といえば、やはり「雪ダイブ」。温まった体で一面の真っ白な雪に思い切り飛び込む瞬間は、他では絶対に味わえない体験です!雪の冷たさは水風呂とはまた違った心地よさで、体の芯から冷やされる感覚がたまりません。ダイブの後は、十勝岳を望む外気浴スペースでひと休み。大自然の中で深呼吸するひとときは、都会の喧騒を忘れさせてくれます。

降り積もる新雪にダイブ!
降り積もる新雪にダイブ!

雪国の旅はアクシデントも楽しい

思い返せば、カーシェアを雪から掘り出した珍道中から始まった行程。旅路そのものも含め、北海道の冬は自然の厳しさと美しさが詰まった特別な体験でした。毎年通い続けたくなる白銀荘でのサウナ体験。まだ行ったことがない方は、ぜひ冬の北海道で体験してみて下さい!

白銀荘
住所:〒071-0579 北海道空知郡上富良野町吹上 温泉
営業時間: 9:00~22:00(入浴時間10:00~)
料金:700円(大人)


都会的な洗練を感じる OMO7旭川のサウナプラトー

最後に訪れたのは、星野リゾートさんが運営するOMO7旭川の「サウナプラトー」へ。

「サウナプラトー」がある「OMO7旭川」
「サウナプラトー」がある「OMO7旭川」

星野リゾートと言えば高級ホテルのイメージがあるかもしれませんが、この「OMO7旭川」については比較的手頃な価格設定。シティホテルの地下とは思えないほど、開放的で落ち着いた雰囲気が魅力的な空間になっています。

サウナプラトー
サウナプラトー

朝と夜で男女の場所が入れ替わる。この写真は朝入浴時に撮影
朝と夜で男女の場所が入れ替わる。この写真は朝入浴時に撮影

入浴後の休憩にも使えるラウンジ。浴場内にも街灯がありシックで都会的なイメージ
入浴後の休憩にも使えるラウンジ。浴場内にも街灯がありシックで都会的なイメージ

フィンランド式のドライサウナは、温度約90度。適度な乾燥感があり、じっくりと温まれる設計です。サウナ室内は落ち着いた照明で、木の香りが心地よく漂います。ベンチは2段構えで、好みの温度帯を選べるのも嬉しいポイント。

特に印象的だったのが、バイブラ(気泡)システムを備えた水風呂です。水温は16度前後と、一般的なサウナの水風呂と同じくらいなのですが、気泡が体を優しく刺激してくれます。これが、血行促進効果を高めながら、冷水浴特有の「キーン!」とくる感じを和らげてくれます。

外気浴スペースは屋内にあり、冬の寒さを気にすることなくリラックスできます。また、浴場を見渡せるロフトにも休憩スペースがあり、浴場をぼんやり眺めながら、ゆっくりとととのいの余韻に浸ることができました。OMO7旭川のサウナプラトーを朝5時から楽しむ。人が少なくてしっとり汗かけて最高でした。

最後は、OMO7旭川内のCAFE & BARへ。北海道上富良野町で生まれた伝説のホップ「ソラチエース」を使用した生ビール「SORACHI 1984」をいただきました。朝の11時からビールなんて、贅沢な時間!やっぱりサウナ後のビールは最高でした!

専用のサーバーから注がれるSORACHI 1984
専用のサーバーから注がれるSORACHI 1984

11時からぐびり。最高でした
11時からぐびり。最高でした!

星野リゾート OMO7
住所:〒070-0036 北海道旭川市6条通9丁目右1 星野リゾート OMO7 旭川 BF
営業時間: 3:30 PM~12:00 AM(最終受付11:30 PM)
営業時間: 5:00 AM~09:00 AM(最終受付8:30 AM)
料金:無料(ホテル宿泊者のみ)


今回のサウナ体験から考える、チラー付き水風呂への期待

今回3つのサウナ体験を通じて、改めて「理想の水風呂」について考えさせられ、手前味噌になるかもしれませんが、「チラー付き水風呂 Hagoromo1」に大きな可能性を感じました。

温度設定の自由度が重要!

エスコンフィールドtower eleven onsen & saunaの「優しめ」な水風呂、白銀荘の「自然そのもの」の水風呂、OMO7旭川サウナプラトーの「都会的」な水風呂。それぞれに個性があって、どれも魅力的でした。

この温度の違いって、とても重要な意味があります。初心者向けのマイルドな温度設定、本格派が求める冷たさ、そして施設の特徴や目的に合わせた最適な温度帯。チラー付き水風呂のHagoromo1なら、3度~40度まで温度設定機能を備えているので、こういった多様なニーズに応えられるのだと思います。

特に注目したいのは、季節や時間帯による温度調整が可能な点。夏と冬では求められる水温が違いますし、朝一番と深夜では理想的な水温が異なってきます。チラー付き水風呂なら、そんな細かなニーズにも対応する事ができます。

水質へのこだわりも素晴らしい

白銀荘の伏流水のように、水質は水風呂体験の質を大きく左右します。今回の体験で特に印象的だったのは、水質の違いによる体感の変化。同じ温度でも、水質が変われば体感がまったく違ったのです。

チラー付き水風呂の中で唯一ろ過機能とオゾン除菌の両方をつけているのが、kokolo saunaの「Hagoromo1」。独自の水質管理システムを採用していて、常に最適な状態を保つことができます。

場所を選ばず、高品質な水風呂体験が提供できるって、すごいことですよね。

最後に 〜再現するという新しい水風呂の楽しみ方〜

3日間駆け足で巡った北海道のサウナ旅。

それぞれの個性的な魅力に触れて、改めてサウナの奥深さを実感しましたが、特に水風呂は単に”体を「冷やす」だけの存在ではない”サウナ体験全体を豊かにする、とても重要な要素だということに気付きました。

北海道の自然が作り出す極上の水風呂体験。それをテクノロジーの力で形は違えど、どこでも誰でも体験できるようにする。それがHagoromo1が持つ1つの可能性だったのだなと思います。

Hagoromo1は、サウナの設備や規模に関係なく、誰もが質の高い水風呂体験を楽しめる製品です。

次は違う季節の北海道のサウナを巡り、Hagoromo1でそれを再現する。

そう考えるとHagoromo1があることで、これからのサウナライフはもっと楽しくなりそうです。

入浴剤で色々な温泉気分を味わう様に、いろんなサウナ施設の水風呂を、Hagoromo1で再現して楽しむ。

今回のサウナ旅を通して新しい水風呂の楽しみ方を知ることができました!

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