「温冷交代浴やサウナが体に良いと聞くけれど、本当に安全なのだろうか。」
「水風呂が苦手で、正しい入り方がわからない。」
このような疑問をお持ちの方が多くいらっしゃいます。特に、サウナや水風呂が初めての方にとっては、「どこから始めればいいのか」「本当に安全なのか」といった不安があるのは自然なことです。
温冷交代浴は、サウナブームとともに広く知られるようになりましたが、温度差が大きい分、正しい知識を持って取り入れることが大切です。やみくもに実践すると、体へ負担がかかる可能性もあるため、基本を押さえておくと安心です。
この記事では、サウナの基本的な仕組みや期待できる作用、浴槽温冷交代浴との違い、そして安全に楽しむためのポイントまでわかりやすく解説します。
温冷交代浴とは何か
温冷交代浴とは、温かい環境と冷たい環境を交互に体験する入浴法です。
具体的には、
- 温かい湯船と冷たい水風呂を交互に入る方法
- サウナと水風呂を組み合わせる方法
などがあります。
その歴史は古く、古代ローマの公衆浴場文化にも見られるといわれています。近年では日本でもサウナ人気の高まりとともに注目され、「ととのう」体験の基礎として知られるようになりました。
温冷交代浴の基本的な仕組み
温かい環境では血管が拡張し、冷たい環境では血管が収縮します。この拡張と収縮を繰り返すことで、血流が促進されやすくなると考えられています。
この”血管のポンプ作用”が、通常の入浴とは異なる体感や変化をもたらす要因の一つとされています。

温冷交代浴の科学的メカニズム
温冷交代浴が体に与える影響について、主に下記のようのものが挙げられます。
血管の拡張と収縮
温かい環境では、体温を下げるために血管が拡張します。一方、冷たい環境では、体温を保つために血管が収縮します。
この拡張と収縮を繰り返すことで、血管に弾力性が生まれ、血流が促進されやすくなると考えられています。
ヒートショックプロテイン(HSP)
温熱刺激により、細胞内で「ヒートショックプロテイン(HSP)」と呼ばれるタンパク質が生成されることが知られています。
HSPは、傷ついた細胞を修復したり、免疫機能を高めたりする働きがあるとされています。
エンドルフィンの分泌
サウナ温冷交代浴の後に感じる多幸感は、エンドルフィン(脳内麻薬とも呼ばれる)の分泌が関係している可能性があり、これが「ととのう」感覚の一因とも考えられています。
※これらは研究段階の内容も含まれており、医学的な効果を保証するものではありません。
温冷交代浴で期待される主な作用
ここでは、温冷交代浴やサウナで期待されている代表的な作用を整理します。なお、以下は一般的な報告や研究をもとにしたものであり、医学的な効果を保証するものではありません。
1. 疲労回復や筋肉のコンディション維持
温冷交代浴は、疲労回復のサポートとして注目されています。
温浴と冷浴を繰り返すことで血流が促され、疲労物質の排出を助ける可能性があるといわれています。海外の研究でも、運動後の回復に役立つ可能性が示唆されています。
そのため、アスリートの間ではサウナを取り入れるケースもあります。ただし、強い温度差は体への刺激も大きいため、一般の方は無理のない範囲で行うことが大切です。
サウナの効果について詳しくは、サウナの効果とは?科学的根拠に基づく7つのメリットをご覧ください。

2. 自律神経のバランス調整
自律神経の乱れを感じている方も少なくありません。
一般的に、温かい環境は副交感神経を優位にし、冷たい刺激は交感神経を刺激するとされています。温冷交代浴によってこの切り替えが繰り返されることで、自律神経のバランスを整えるサポートになる可能性があります。
サウナと水風呂を組み合わせた温冷交代浴では、入浴後にリラックス感が高まりやすいという報告もあります。
3. 血行促進とむくみ対策
血管の拡張と収縮の繰り返しは、末梢の血流を促す働きが期待されています。
血流が良くなることで、
- 足のむくみ
- 肩や腰のこわばり
- 冷えを感じやすい状態
の緩和につながる可能性があります。
デスクワーク中心の方や、立ち仕事が多い方にとって、温冷交代浴は日々のコンディション調整の一つの方法といえるでしょう。
水風呂の効果については、水風呂の7つの効果|自律神経・疲労回復・美容への驚きのメリットで詳しく解説しています。
4. 睡眠の質のサポート
体温は、上昇した後にゆるやかに下がるタイミングで眠気が強まるといわれています。
温冷交代浴によって体温が一度上がり、その後自然に下がる過程を利用することで、入眠をサポートする可能性があります。
ただし、刺激が強すぎると交感神経が優位になり、逆に目が冴えてしまうこともあります。就寝の2時間ほど前までに終えるなど、時間帯を意識して取り入れるのがおすすめです。
5. ストレス軽減と「ととのい」感
サウナ温冷交代浴では、入浴直後に強いリラックス感を得る方が多いようです。
これは、自律神経の急激な切り替えによるものと考えられています。いわゆる「ととのう」と呼ばれる感覚は、この生理的変化が関係している可能性が示唆されています。
ととのう感覚について詳しくは、サウナでととのうとは?科学的に解説する快感のメカニズムをご覧ください。
一方、浴槽温冷交代浴は、より穏やかで持続的なリラックス感が得られやすいとされています。
温冷交代浴で期待される主な作用
| 作用 | 内容 | 期待できること |
|---|---|---|
| 疲労回復 | 血流促進により疲労物質の排出 | 運動後の回復サポート |
| 自律神経 | 温冷刺激による切り替え | バランス調整のサポート |
| 血行促進 | 血管の拡張と収縮 | むくみ・冷え対策 |
| 睡眠の質 | 体温変化の利用 | 入眠のサポート |
| ストレス軽減 | リラックス感の獲得 | 「ととのう」体験 |
浴槽温冷交代浴とサウナ温冷交代浴の違い
同じ温冷交代浴でも、浴槽とサウナでは刺激の強さが異なります。
| 項目 | 浴槽温冷交代浴 | サウナ温冷交代浴 |
|---|---|---|
| 温度差 | 比較的小さい(調整しやすい) | 大きい(80〜90℃ → 10〜18℃) |
| 刺激の強さ | 穏やか | 強い |
| 体への負担 | 抑えやすい | 大きい |
| リラックス感 | 穏やかで持続的 | 強く急激 |
| 実践しやすさ | 自宅で簡単 | 施設または自宅サウナが必要 |
| 向いている人 | 初心者、刺激が苦手な方 | 健康で刺激を楽しみたい方 |
浴槽温冷交代浴の特徴
- 比較的温度差を調整しやすい
- 体への負担が抑えやすい
- 自宅でも実践しやすい
穏やかに自律神経を整えたい方や、強い刺激が苦手な方に向いています。
サウナ温冷交代浴の特徴
- 高温(例:80〜90℃)と低温の大きな温度差
- 強い刺激による急激なリラックス感
- 「ととのい」を体感しやすい
健康状態に問題がなく、刺激を楽しみたい方に向いている方法です。
ただし、高血圧や心疾患など持病のある方は、サウナの利用を控えるか、必ず医師に相談してから取り入れるようにしましょう。
水風呂の温度設計については、小規模サウナ・宿泊施設の水風呂温度設計|満足度を左右する「温度の幅」とはもご参考ください。

冷冷交代浴の特徴
最近では、従来の「温→冷」だけでなく、冷たい水風呂を2種類(例:シングルと16℃前後)用意して楽しむ“冷冷交代浴”も注目されています。

温度帯の違う水風呂を選べることで、初心者から上級者まで自分に合った刺激を選びやすくなり、サウナ体験の満足度にもつながります。
温度管理が安定している環境では、こうした楽しみ方も現実的な選択肢となります。
実際に、水風呂がすでにあるサウナ施設でも、2温度の水風呂を作る際に、スペースがない場合にもHagolomo1sは小型で簡単に設置できるので、既存の浴場施設にも喜ばれています。


自宅でできる温冷交代浴の基本手順
ここでは、家庭で取り入れやすい温冷交代浴の方法をご紹介します。
浴槽を使った温冷交代浴(初心者向け)
比較的取り入れやすい浴槽温冷交代浴の例です。
基本手順:
- 入浴前にコップ1杯の水を飲む
- 40℃前後のお湯に2〜3分浸かる
- 25〜30℃程度のシャワーを手足の末端に30秒ほど当てる
- これを3セット前後繰り返す
- 最後は温かい湯で終える
水風呂にいきなり肩まで入るのではなく、手足から徐々に慣らすのがポイントです。
自宅でサウナを楽しむ(本格派向け)
「日常的に温冷交代浴を楽しみたい」と感じている方には、自宅サウナという選択肢もあります。
家庭用サウナとチラー水風呂を組み合わせることで、施設に通わなくても、自宅で好きなときに楽しむことができます。
自宅サウナのメリット
- いつでも好きなときに利用できる
- 移動時間がかからない
- プライベート空間で周りを気にせず楽しめる
- 家族や友人と一緒に楽しめる
- 長期的にはコストパフォーマンスが良い
kokolo saunaでは、「人の心と体をあたためる」をコンセプトに、家庭で無理なく続けられるサウナ・水風呂環境を提案しています。
kokolo saunaの家庭用サウナラインナップ
| タイプ | 製品名 | 推奨人数 | 特徴 | 向いている方 |
|---|---|---|---|---|
| バレルサウナ(屋外) | MODU4 | 2〜4名 | コンパクトで省スペース | 庭やベランダがある方 |
| バレルサウナ(屋外) | MODU6 | 4〜6名 | ゆったりサイズ | 家族やグループで楽しみたい方 |
| 屋内サウナ | CUBE3B | 2〜3名 | 前面ガラスで開放感 | 室内設置希望の方 |
| 屋内サウナ | CUBE3W | 2〜3名 | 木材のあたたかみ | 室内設置希望の方 |
バレルサウナ(屋外設置タイプ)
庭やベランダがある方におすすめです。自然を感じながら、開放的なサウナ体験ができます。
詳しくはバレルサウナ製品ページをご覧ください。
屋内サウナ(INBOXシリーズ)
室内に設置できるコンパクトタイプ。天候に左右されず、一年中快適に利用できます。
詳しくは屋内サウナ製品ページをご覧ください。
チラー水風呂
温冷交代浴に欠かせない水風呂。チラー(冷却機)付きなら、季節を問わず安定した水温を保てます。
詳しくはチラー水風呂製品ページをご覧ください。
温度管理が安定している環境は、安全性の面でも大きなメリットがあります。自宅で無理なく続けられる環境を整えておくことは、サウナ習慣を長く楽しむための一つの方法です。
サウナと水風呂の入り方については、サウナと水風呂の入り方|正しい手順で安全に楽しむ方法もご参考ください。

温冷交代浴が向いている人・向いていない人
温冷交代浴が向いている人
- 健康状態に問題がない方
- 適度な運動習慣がある方
- デスクワークや立ち仕事で疲労を感じやすい方
- 自律神経の乱れを感じている方
- ストレス解消の方法を探している方
温冷交代浴を控えるべき人・注意が必要な人
- 高血圧の方
- 心疾患・脳血管疾患の既往がある方
- 妊娠中・授乳中の方
- 高齢者(特に初めての方)
- 飲酒後
- 体調不良時(風邪、発熱など)
- 食後すぐ
これらに該当する方は、利用を控えるか、必ず医師に相談してから行いましょう。
温冷交代浴の頻度と継続のコツ
適切な頻度は
温冷交代浴の頻度は、個人の体調やライフスタイルによって異なります。
一般的な目安:
- 週1〜2回:初心者や体への負担を抑えたい方
- 週3〜4回:慣れてきた方、習慣化したい方
- 毎日:体調に問題がなく、負担を感じない方
無理に頻度を増やす必要はありません。自分のペースで続けることが大切です。
継続のコツ
① 無理をしない
- 体調が優れない日は休む
- 温度差を徐々に大きくする
② 楽しむ気持ちを大切に
- 「やらなければ」ではなく「楽しい」と感じられる範囲で
- 音楽や香りを取り入れる
③ 自宅環境を整える
- 家庭用サウナやチラー水風呂の導入
- 通いやすい施設を見つける
継続するためには、「無理なく楽しめる環境」が大切です。
よくある失敗例と対処法
失敗例① いきなり強い刺激から始めた
問題点: 体が慣れていない状態で、急激な温度差を経験すると、体調不良の原因になることがあります。
対処法:
- まずは浴槽温冷交代浴から始める
- 温度差を小さめに設定する
- 徐々に慣らしていく
失敗例② 水分補給を忘れた
問題点: 脱水症状により、めまいや頭痛が起きることがあります。
対処法:
- 入浴前後に必ずコップ1杯の水を飲む
- 途中でも水分補給を意識する
- スポーツドリンクもおすすめ
失敗例③ 長時間入りすぎた
問題点: 長時間の入浴は、体への負担が大きくなります。
対処法:
- 1セット:温浴2〜3分 + 冷浴30秒〜1分程度
- 3セット前後で終える
- 無理に長く入らない
温冷交代浴を安全に楽しむための注意点
温冷交代浴やサウナは、正しく行えば心地よい習慣になりますが、いくつか大切な注意点があります。
温冷交代浴の安全チェックリスト
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 体調 | 体調不良、発熱、二日酔いではないか |
| 持病 | 高血圧、心疾患、脳血管疾患の既往がないか |
| 妊娠 | 妊娠中・授乳中ではないか |
| 飲酒 | 飲酒後ではないか |
| 食事 | 食後すぐではないか(1時間以上空ける) |
| 水分補給 | 入浴前後に水分を摂取したか |
| 温度設定 | 極端な温度差になっていないか |
| 時間 | 長時間入浴していないか |
重要な注意点
- 極端な温度差は避ける
- 長時間の入浴をしない
- 飲酒後や体調不良時は控える
- 就寝直前・食後すぐは避ける
- 入浴前後の水分補給を徹底する
特に、いきなり冷水に飛び込む行為は危険です。急激な血圧変動が起こる可能性があるため、必ず段階的に体を慣らしてください。
高血圧、心疾患、脳血管疾患の既往がある方、妊娠中の方などは、利用を控えるか、必ず医師に相談してから行いましょう。
※本記事の内容は一般的な情報であり、医学的な効果を保証するものではありません。体調に不安のある方は、必ず医師に相談したうえでご利用ください。
まとめ|温冷交代浴とサウナを安心して楽しむために

いかがだったでしょうか。
温冷交代浴 サウナの基本を押さえておくことで、より安心して楽しむことができます。
- 温冷交代浴は温と冷を交互に体験する入浴法
- 自律神経や血行への良い影響が期待されている
- 浴槽温冷交代浴とサウナ温冷交代浴では刺激の強さが異なる
- 安全に行うためには温度・時間・体調管理が重要
- 自宅サウナという選択肢もある
まずは無理のない範囲で、温度差を抑えた方法から試してみてください。
ご自身の体調やライフスタイルに合わせて、心地よいペースで取り入れていきましょう。kokolo saunaでは、日々の暮らしに無理なく取り入れられるサウナ習慣を大切にしています。家庭用サウナのご相談は、個人のお問い合わせからお気軽にご連絡ください。
まとめ|温冷交代浴とサウナを安心して楽しむために
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チラー水風呂(Hagoromo1):https://kokolosauna.com/hagoromo-1/
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