【サウナコラム】サウナーの必須アイテム サウナハットの使い方と効果について

サウナコラム

kokolo sauna認定サウナライターの山﨑です。

今回は、サウナ・スパ健康アドバイザーでもある山﨑が、サウナ初心者の方に向けて「サウナハット」の使い方やその効果について、詳しく解説していきたいと思います。それでは、サウナーの必須アイテムを使いこなして是非、玄人感を出していきましょう!(笑)

サウナハットの役割と効果

フィンランドやロシアでは、サウナ文化の一部として古くからサウナハットが使用されていたそうですが、日本でもサウナを楽しむ方にとって、今や欠かせないアイテムの1つとなっています。最近では、今治タオルの高級品から100円ショップでも販売される時代になりましたが、それはサウナハットを着用することで得られるメリットが認知されてきたのだと思います。

サウナハットが必要な理由

サウナハットは、サウナ内の高温から頭部や髪の毛を守るために作られた特別な帽子です。個人的な体感値でも高温のサウナでは、体の他の部位よりも頭のほうが先に熱さを感じとっているので、頭部は熱に敏感なのかもしれませんね。

なお、サウナはドライヤーほど、高熱の風が直接さらされるわけではないので、急速に髪がダメージを受けることは少ないと言われていますが、それでもサウナの高温は髪や頭皮を乾燥させ、髪の内部の水分が奪われることでダメージを引き起こす可能性も考えられます。

サウナハットをかぶることで、髪のタンパク質が変性し、髪が弱くなってしまうなどのリスクを軽減し、頭部への過剰な熱の影響を防ぐことが期待されているそうです。

つまりサウナハットをかぶる事で、健康的な髪を保つのに役立つのだとしたら、男性はもちろん女性の方でも積極的に利用したほうが良いアイテムと言えるのではないでしょうか。

サウナハットの種類と選び方

サウナハットには、さまざまな素材やデザインがあります。フィンランドでは伝統的に羊毛やフェルトで作られていますが、最近では綿やリネンなど軽量で扱いやすい素材のものも販売されており、使用頻度や乾燥・保管のしやすさなど、個々の事情にあわせて選択しましょう。

素材の選び方

サウナハットの素材選びは重要です。羊毛やフェルトは保温性と断熱性が高く、頭をしっかり守ります。高温のサウナでも熱を通さず、長時間のサウナセッションを快適に過ごすことができます。一方、綿素材は軽量で通気性が良く、肌触りが柔らかい特徴があります。より軽い使い心地を求める方には、綿素材のハットがおすすめです。最近は外側は撥水性があり、内側がタオル地のサウナハットもあるので、湿度の高いサウナを好む方には、そういった商品もおすすめです。

デザインとフィット感

サウナハットは、デザインもさまざまです。シンプルなものからカラフルなものまで、個性を反映できるアイテムでもあります。しかし、見た目だけで選ぶのではなく、フィット感を重視することが大切です。基本的にはフリーサイズの商品が多いので、頭にしっかりとフィットするハットを実際に試着して選ぶことで、頭部全体を均一に保護し、効果を最大限に発揮できると思います。

サウナハットの正しい使い方とコツ

サウナハットを使う際は、サウナに入る前にかぶることが基本です。特に、サウナ室に入る前にハットを少し湿らせると、断熱効果がさらに高まります。湿気を含んだハットは熱を吸収しやすく、頭部を効率的に保護してくれますよ。

また、サウナハットは頭全体を覆うようにしっかりとかぶることが大切です。サウナの熱は頭頂部に集中しやすいため、頭の上部をきちんと覆うようにすることで、快適さが大きく向上します。

サウナハットが特に役立つシチュエーション

高温サウナやロウリュ時の使用

サウナ室の温度が高いほど、サウナハットの必要性は増します。特にロウリュ(サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる行為)やサウナ施設のスタッフ等によるアウフグース(タオルを使って熱を人為的に拡散させる行為)により、温度が急激に上昇するシーンでは、頭部を熱から守るのにサウナハットは絶大な効果を発揮します。

スーパー銭湯などでは、ときどきサウナイベントとして、熱波師(アウフグースをしてくれるプロの方)がこられて、アウフグースを体験できるイベントもあるので、機会があれば是非体験してみてください。
関西の熱波師を代表される方としては「素面のいいだ」さんなどが有名ですね。

長時間のサウナ利用

長時間サウナを楽しむ場合にも、サウナハットは欠かせません。頭部が熱にさらされ続けると体力が消耗しやすくなるため、ハットを使うことで頭を冷却し、快適に過ごすことができます。特にサウナ室では上段やサウナストーブ近くの場所が高温となるため、混み合ったサウナ施設でそういう場所しか空きがない場合などにもサウナハットが特に役立ちます。

サウナ後の冷水浴も快適に

サウナを楽しんだ後に欠かせないのが冷水浴です。サウナでしっかりと汗をかいた後に、冷たい水に浸かることで、体全体がリフレッシュされます。このとき、冷水浴専用の水風呂を使用すると、その効果は一層高まります。

なお、kokolo saunaで取り扱っているチラー付き水風呂「Hagoromo1」も合わせてチェックしてみてください。「Hagoromo1」なら、水温を3℃~40℃までお好みに合わせて設定でき、サウナで火照った体を一気にクールダウンできます。快適な水温でリフレッシュし、サウナ体験をさらに充実させることができるとおもいますよ。詳しくはこちらをご覧ください。

サウナハットのケア方法

サウナハットを長く使うためには、適切なケアが必要です。特に天然素材のハットは、使った後に湿気を取り除き、しっかりと乾燥させましょう。湿ったまま放置すると、カビや悪臭の原因になります。

可能ならサウナハットは手洗いで優しく洗浄し、風通しの良い場所で乾かすのがベストです。こうしたケアをしっかり行うことで、ハットを清潔に保ち、長く愛用できると思いますよ。

サウナハットの歴史と文化的背景

サウナハットはフィンランドやロシアのサウナ文化と密接に結びついており、歴史的に長く使用されてきました。サウナはこれらの国々において、単なるリラクゼーションの場ではなく、心身の健康を保つための大切な習慣です。特にフィンランドでは、サウナハットは家族や友人と過ごすサウナの時間をさらに豊かにするためのアイテムとして使われています。

近年、この文化が日本にも広がり、日本のサウナーたちにもその魅力が広く認識されるようになりました。サウナハットは単なるファッションアイテムではなく、サウナ文化の一部としてその役割を果たしています。

まとめ

私もサウナハット歴5年となり、&saunaさんのものを愛用させてもらっていますが、習慣とは怖いものでサウナハットを忘れてしまうと、いつものローテーションがこなせなくなります(笑)。

それほど、サウナハットは、サウナーにとって欠かせないアイテムです。頭部の過熱を防ぎ、髪の保護や熱中症予防といった効果を発揮するため、サウナ初心者であっても臆せずに…、いやサウナ初心者だからこそ取り入れてほしいアイテムです。

ちなみに私は、「サウナハット」「サウナ用クッション」「サウナ用メガネ」「耳栓」などをサウナに持ち込むため、無印良品で販売されているメッシュタイプの袋にまとめています。

自分に合ったサウナハットを見つけ、適切にケアしながら使うことで、サウナでの時間がさらに充実したものになるでしょう。また、サウナ後は水風呂に入ることで、サウナの効果を最大限に引き出せます。サウナハットを上手に活用して、快適なサウナライフを楽しんでくださいね。

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