サウナと水風呂の組み合わせは、心身のリフレッシュに絶大な効果をもたらします。でも、どれくらいの時間入るのが理想なのでしょうか?
最高の「ととのい」を体験するには、サウナと水風呂の時間配分が決め手になるんです。ただ闇雲に入るより、効果を最大化する正しい方法を知っておくと、サウナ体験が格段に向上します。
この記事では、サウナと水風呂の理想的な時間配分から、目的別の入り方まで徹底解説します。サウナ初心者の方も、もっと効果を高めたい上級者も、ぜひ参考にしてみてください。
kokolo saunaでは、「ととのい」を一時的な爽快感ではなく、日々の暮らしを整える習慣と考えています。
サウナや水風呂を通じて、心と体のリズムを整えることで、仕事や生活の質まで高めていく——。
そんなライフスタイルを多くの方に届けることを目指しています。
サウナと水風呂の基本的な時間配分

サウナの醍醐味は「サウナ→水風呂→休憩」のサイクルにあります。この黄金サイクルを繰り返すことで、心身のリフレッシュ効果が最大化されるんです。
でも、それぞれの時間配分はどうすればいいのでしょうか? 多くの研究やサウナ愛好家の経験から、一般的に推奨される時間配分はこちらです。
- サウナ:8〜12分
- 水風呂:30秒〜2分
- 休憩(外気浴):5〜10分
この時間配分は目安であって、絶対的なものではありません。サウナの温度や水風呂の冷たさ、そして何より自分の体調や慣れ具合によって調整するのがベストです。
どう思いますか? 意外と水風呂は短めなんですよね。
サウナの理想的な滞在時間
サウナ室での滞在時間は、一般的に8〜12分が理想とされています。多くのサウナ施設では「12分計」が設置されていて、これを目安にしている人も多いです。
ただし、サウナ室の温度によって適切な時間は変わります。90〜100℃の高温サウナなら10分程度、70〜80℃の中温サウナなら15分程度が目安です。
実は時計よりも大切なのは、自分の体の声を聴くこと。心拍数が「軽く運動したとき」くらいになったら、サウナから出るタイミングです。
年齢別の目安心拍数はこんな感じ。10秒間で測って、この数に近づいたらサウナから出るサインです。
- 20代:17〜20拍(10秒間)
- 30代:16〜19拍(10秒間)
- 40代:15〜18拍(10秒間)
- 50代:14〜17拍(10秒間)
サウナ初心者は短めから始めて、徐々に時間を延ばしていくのがおすすめです。無理は禁物。体調が優れないときは、いつもより短めの時間で切り上げましょう。
水風呂の最適な入浴時間

サウナの後の水風呂は、多くの人が恐れる瞬間でもあり、最高の爽快感を味わえる瞬間でもあります。
水風呂の理想的な時間は意外と短く、30秒〜2分程度。長すぎると体が冷えすぎてしまい、せっかくサウナで温まった効果が薄れてしまいます。
医師によると、水風呂から出るタイミングの目安は「脈拍数と脈の強さが平常時に戻ったとき」。時間にすると約1分程度です。
もう一つの目安は、「呼吸をしたときに気道がスースーする」感覚。これは冷やされた血液が全身を一周して気道に戻ってきたサインなんです。
水風呂に長時間入っている人を見かけることがありますが、実はこれはあまり良くありません。深部体温が冷えすぎるだけでなく、水風呂から出る際に頭がくらっとして転倒する危険もあります。
水風呂の温度別の入り方
水風呂の温度によって、最適な入浴時間は変わってきます。
たとえば、kokolo saunaのチラー水風呂「Hagoromo1シリーズ」は、シングル(10℃未満)の冷水を安定維持できる仕様。
自宅でも施設のような理想の冷却環境を再現できるため、短時間でもしっかり“ととのう”感覚を味わえます。
- 17〜18℃(標準的な水風呂):1〜2分
- 15℃前後(冷ための水風呂):30秒〜1分
- 10℃以下(極冷水風呂):10〜30秒
温度が低いほど入浴時間は短くするのが基本です。
初めて水風呂にチャレンジする方は、まず足だけ、次に腰まで、そして徐々に肩までと段階的に慣らしていくのがコツです。少しずつ冷たさに慣れていくことで、サウナ後の「ととのいサイクル」をより快適に感じられるようになります。
目的別|サウナと水風呂の最適な時間配分

サウナと水風呂の効果は、目的によって最適な時間配分が変わってきます。あなたの目的に合わせた時間配分を知れば、効果を最大限に引き出せますよ。
「ととのい」を最大化する時間配分
サウナの「ととのい」を最大限に感じたいなら、以下の時間配分がおすすめです。
- サウナ:8〜12分(心拍数が軽い運動時と同じくらいになるまで)
- 水風呂:1〜2分(初心者は30秒から徐々に延ばす)
- 外気浴:5〜10分(特に最初の2分が「ととのいスイッチ」と言われています)
このサイクルを2〜3セット繰り返すことで、深いリラックス状態「ととのい」に到達しやすくなります。サウナ中も水風呂中も、深い呼吸を意識するとさらに効果的です。
こうした温冷交代浴のサイクルは、実は家庭でも実現可能です。
kokolo saunaの室内サウナやバレルサウナは、限られたスペースでも本格的なサウナ環境を整えられるよう設計されています。
ご自宅でも、理想の「ととのいリズム」を楽しめます。
疲労回復を促進する時間配分
疲労回復を目的とするなら、サウナの時間をやや短めにするのがポイントです。1975年の研究では、「サウナ5分+水風呂1分」の組み合わせが疲労回復に最も効果的と示されています。
- サウナ:5〜7分
- 水風呂:1〜2分
- 休憩:5分程度
サウナ時間が長すぎると、かえって筋力低下や疲労の蓄積につながることも。短時間でも、正しいセットを繰り返せば疲労をしっかりリセットできます。
運動後のケアとしては、サウナ5分+水風呂1分の短めのサイクルが特に効果的です。
サウナと水風呂の効果を高める6つのポイント

時間配分を知ったところで、さらに効果を高めるためのポイントをご紹介します。
1. サウナ前の水分補給
サウナに入る前に水分補給をしておくと、最初から気持ちのいい汗をかけます。サウナでは大量の汗をかくので、事前に水分を摂っておくと脱水を防げるだけでなく、体にしっかり水分をためることができるんです。
ただの水よりも、イオン水やミネラルウォーターがおすすめ。サウナ中の汗と一緒に失われるミネラルを補給できます。
2. サウナ前のシャワー
サウナに入る前に、身体と頭をしっかり洗うことが大切です。これは他のお客さんへのエチケットであると同時に、キレイな汗をかきやすくするためでもあります。
身体を洗わないでいると、皮膚の汗腺に汚れの蓋がついている状態で、汗がかきづらくなっています。汚れの蓋を洗い流すことで、キレイな汗がかきやすくなるんです。
3. 水風呂前のかけ湯
サウナから出たら、すぐに水風呂に入るのではなく、まずはかけ湯をして汗を流しましょう。これは最低限のマナーであり、水風呂の水を清潔に保つためにも重要です。
かけ湯をすることで、サウナで開いた毛穴から汚れを洗い流し、水風呂の効果を最大化できます。
4. 水風呂の入り方
水風呂が苦手な方は、体を丸めて入るとスムーズです。水風呂の中でゆっくり丸めた体をほどくと、体のいたるところに水があたり冷たく感じますが、数秒すればすぐに慣れてきます。
真冬や寒がりな方は、水風呂の時間を半分にしても大丈夫。自分の体調に合わせて調整しましょう。
5. 外気浴の姿勢
水風呂から上がった後の外気浴(休憩)は、サウナの醍醐味です。この時間をどう過ごすかで、「ととのい」の質が大きく変わります。
外気浴では、背筋を伸ばしてリラックスした姿勢で座りましょう。深い呼吸を意識すると、リラックス効果がさらに高まります。
6. 複数回のサイクル
サウナ→水風呂→外気浴のサイクルは、1回だけでなく2〜3回繰り返すことで効果が高まります。2回目、3回目と回を重ねるごとに、より深いリラックス状態に到達しやすくなるんです。
ただし、体調や時間と相談しながら、無理のない範囲で楽しみましょう。
免疫力向上・ストレス軽減のための時間配分

サウナと水風呂は、免疫力向上やストレス軽減にも効果的です。目的別の最適な時間配分を見ていきましょう。
免疫力を高める時間配分
免疫力向上を目指すなら、体温を上げることが重要です。医師によると、サウナで深部体温を1℃以上上げると、免疫力は約5〜6倍に高まるとされています。
- サウナ:15分程度(湿度が高い「湿式サウナ」なら2セットで+0.8℃、「乾式サウナ」なら3セットで+1.1℃の体温上昇が期待できます)
- 水風呂:2分程度(ただし15℃以上の水温がおすすめ)
- 休憩:10分程度
1990年に行われた研究では、定期的なサウナ浴が風邪の発症率を約半減させる可能性が示されています。免疫力向上には、1回の長さよりも定期的に続けることが大切です。
ストレス軽減のための時間配分
2021年の研究によると、ストレス軽減には以下の時間配分が効果的とされています。
- サウナ:7分
- 水風呂:1分
- 外気浴:7分
このサイクルを2〜3セット、週1回以上行うことで、ストレスや抑うつ感の軽減効果が期待できます。
ストレス軽減のためのサウナ利用で重要なのは、1回の利用時間の長さよりも「定期的に続けること」。無理せず習慣化することで、心の安定につながります。
サウナ初心者のための時間配分ガイド

サウナ初心者の方は、いきなり長時間のサウナや冷たい水風呂に挑戦するのは避けましょう。体を慣らしながら徐々にステップアップしていくのがおすすめです。
初心者向け時間配分
- サウナ:5分程度(慣れてきたら徐々に延ばす)
- 水風呂:30秒程度(まずは足だけ、次に腰まで、徐々に肩まで)
- 休憩:5分以上(しっかり体を休める)
初めてのサウナでは、自分の体調をよく観察しながら無理のない範囲で楽しみましょう。めまいや気分が悪くなったら、すぐにサウナから出て休憩を取ってください。
サウナに慣れてきたら、徐々に時間を延ばしていくことで、より深い「ととのい」体験ができるようになります。
注意すべきサイン
サウナや水風呂の利用中に以下のような症状を感じたら、すぐに中止して休憩しましょう。
- めまい・ふらつき
- 吐き気
- 極度の疲労感
- 心臓の動悸
- 息苦しさ
サウナは健康効果が高い一方で、無理をすると体に負担をかけることもあります。自分の体調を最優先に考えて、無理のない範囲で楽しみましょう。
サウナを“特別な非日常”ではなく、“日常の中のリセット時間”へ。
kokolo saunaは、そんな新しい「ととのいのかたち」を提案しています。
まとめ:あなたに最適なサウナと水風呂の時間配分

サウナと水風呂の理想的な時間配分は、目的や体調によって異なります。一般的な目安は以下の通りです。
| 目的 | サウナ | 水風呂 | 休憩 |
|---|---|---|---|
| 「ととのい」を求める場合 | 8〜12分 | 1〜2分 | 5〜10分 |
| 疲労回復を目指す場合 | 5〜7分 | 1〜2分 | 5分程度 |
| 免疫力向上を目指す場合 | 15分程度 | 2分程度 | 10分程度 |
| ストレス軽減を目指す場合 | 7分 | 1分 | 1分 |
| 初心者の場合 | 5分程度 | 30秒程度 | 5分以上 |
大切なのは、時計を見るよりも自分の体の声に耳を傾けること。心地よいと感じる時間が、あなたにとっての最適な時間配分です。
サウナと水風呂を組み合わせた温冷交代浴は、
- 血行促進
- 疲労回復
- 自律神経の調整
- 免疫力アップ
など、様々な健康効果が期待できます。ぜひ自分に合った時間配分で、サウナの醍醐味を存分に楽しんでください。
理想の「ととのい」を自分の暮らしの中でも叶えたい方は、kokolo saunaの公式サイトもぜひご覧ください。
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